【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年2月1日~2023年4月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症(以下、COVID-19)の落ち着きと共に行動制限も段階的に緩和され、旅行及び外食に対する個人消費が緩やかに持ち直す等、社会経済活動の正常化が徐々に進みました。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や原材料・資源価格の高騰、世界的なインフレ加速と米国をはじめとする主要各国での金融引締め、急激なドル高円安による輸入価格の上昇等により日本経済は先行き不透明な状況となっております。
ゴルフ事業を取り巻く環境におきましては、ゴルフ場利用者数の前年同月比が2月5.0%増、3月3.1%増となりました(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)。2月、3月は全国的に月降水量が少なく月平均気温も高かったため、利用者数も堅調に推移いたしました。社会経済活動の正常化により大人数でのイベント企画やコンペ等の団体客の予約もCOVID-19感染拡大前の状況に戻りつつあります。
トラベル事業を取り巻く環境におきましては、国際線定期便がCOVID-19感染拡大前の6割まで運航便数が戻ったこともあり、訪日外客数は3月が1,817千人(2019年同月比34.2%減)、4月が1,949千人(2019年同月比33.4%減)と回復傾向が続きました。また、出国日本人数も3月が694千人(2019年同月比64%減)、4月が560千人(2019年同月比66.4%減)と徐々に回復している傾向が見られます(日本政府観光局「JNTO」)。2023年3月31日に新たな観光立国推進基本計画が閣議決定されたことで、観光立国の復活に向けて、インバウンドや地方誘致、消費拡大施策が促進されると期待されます。
このような経営環境の下、当社グループは各事業において、新規案件獲得やサービス品質の向上といった売上高の拡大及び収益力の強化を進めることで、企業価値の向上を目指してまいりました。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高866,192千円(前年同期比20.7%減)、営業利益12,500千円(前年同期比85.8%減)、経常利益10,246千円(前年同期比85.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益783千円(前年同期比98.2%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(ゴルフ事業)
ゴルフ事業におきましては、ASPサービス『1人予約ランド』の会員数が引き続き堅調に推移し、2023年4月30日時点では97.0万人(前年同期比11.6%増)となりました。100万人の大台突破も目前となり、引き続き多くのユーザーから支持されるサービスとなるよう更なる成長を続けてまいります。その一環として、2023年3月14日に株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(以下、㈱GDO)との1人予約サービスにおける業務提携基本契約を締結いたしました。今夏を目途に両社の1人予約サービスにおける予約状況等の情報を相互連携いたします。これにより、当社及び㈱GDOいずれかの1人予約サービスを利用しているゴルフ場の予約が可能となるため、ゴルファーはこれまで以上に多くのゴルフ場から選択できるようになります。さらに、それぞれのサービスから同一のスタート枠への予約が可能となることにより、人数不足により不成立となる枠が減り、ゴルファーのプレー機会が増加します。また、ゴルフ場が使用する管理画面は当社の『1人予約ランド』に一本化することになり、オペレーション負荷の軽減といった効果が見込まれ、今後更なる会員数の増加、サービス規模拡大の加速が期待されます。
ECサービスにおきましては、昨年からの円安の影響を受け海外クラブの輸入価格が高止まりしており、販売単価が上昇していることから売上高の確保に苦戦いたしました。クラブを除くボールや小物の売上高は前年同期を上回っているため、今後はクラブの販売戦略の転換を図ってまいります。日本クラブの取り扱い割合を増加させる他、輸入クラブへの依存率を下げることで為替リスクに対応してまいります。また、引き続き利益率の高いプライベートブランド商品を拡充することで収益を確保してまいります。
レッスンサービスにおきましては、バリューゴルフ大崎をモデルとした新業態店舗の多店舗展開第一弾として、2023年3月に『ジーパーズゴルフクラブ浦安 by ValueGolf』をオープンいたしました。幹線道路沿いの店舗敷地内に12台の駐車場を完備しており、激安ゴルフショップ『ジーパーズ』、最新シミュレーターを備えた6打席のレンジ、クラフト工房が併設され、500本以上の最新試打クラブを取り揃えた大型店舗となっております。これらクラブが自由に試打できることに加え、プロによるインドアレッスンが受けられる他、工房では人気のスリーブ付きシャフトやグリップ交換、ライ角、ロフト調整等の細かなオーダーについて専門のクラフトマンにすぐに相談できる点が好評となっています。開店に際して費用を投下した結果、当第一四半期に係るゴルフ事業の経営成績を一時的に押し下げることとなりましたが、インドアレッスン会員数、ゴルフ用品の売上ともに計画を上回るペースで推移しており、投資額については早期の回収が見込めるものと考えております。
以上の結果、売上高785,577千円(前年同期比22.0%減)、営業利益107,919千円(前年同期比40.1%減)となりました。
(トラベル事業)
トラベル事業におきましては、社会経済活動の正常化に伴い街に人の往来が戻り、国内外への旅行需要も増加しました。インバウンドの団体ツアーや企業の実習生の渡航手配などはCOVID-19感染拡大前の9割程度まで回復しました。しかし、海外航空券の手配業務については国際線定期便が6割程度の運航便数のため、大幅な回復には至りませんでした。今後、夏や年末に向けて、更に旅行需要が増加すると見込んで、新たな旅行商材を準備いたしました。
以上の結果、売上高73,918千円(前年同期比2.4%減)、営業利益3,452千円(前年同期は営業損失58千円)となりました。
(その他の事業)
その他の事業セグメントにおきましては、広告メディア制作事業におけるメインクライアントであるブライダル業界にて、結婚式場の来館者数がCOVID-19感染拡大前の8割程度まで回復してまいりました。カップルのニーズも20名程度の小規模開催から40~50名の中規模開催へ移行しつつあります。これにより結婚式場の売上も増加傾向にあり、広告掲載依頼数も堅調な推移をしております。
以上の結果、売上高8,890千円(前年同期比19.1%減)、営業利益3,872千円(前年同期比8.6%減)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して262,941千円増加し、2,771,318千円となりました。これは主に売掛金の増加30,922千円、商品の増加164,774千円及び旅行前払金の減少850千円によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して300,203千円増加し、1,632,190千円となりました。これは主に買掛金の増加13,230千円、短期借入金の増加350,000千円及び旅行前受金の増加9,072千円によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して37,262千円減少し1,139,127千円となりました。これは主に配当金の支払いによる利益剰余金の減少36,136千円及び親会社株主に帰属する四半期純利益783千円の計上による利益剰余金の減少35,353千円によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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