【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当第2四半期連結累計期間(以下、当第2四半期)の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものです。
(1)経営成績の状況当社グループは「常に革進することで、より多くの人々が心からの「安心」と「喜び」を得られる社会の仕組みを創る」を経営理念として掲げ、あらゆるステークホルダーに配慮した健全な事業活動を通じ、当社グループの企業価値向上を追求するだけでなく、持続的な社会の発展に貢献することを目指しております。当期における事業環境について、国内においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から実施されていた渡航やイベント開催等の各種行動制限が段階的に緩和された影響もあり、個人消費は緩やかな回復傾向が継続しています。一方で、景気の先行きについては、円安や物価上昇、ウクライナ情勢の長期化などの影響もあり、世界的に不透明な状況が続いています。当社グループは、主力サービスである不動産関連情報サービスを含むHOME’S関連事業と海外事業を中心に、中長期的な事業成長の継続を目指した積極的な投資を継続すると共に、不動産事業者向けインターネット・マーケティング事業や民泊事業といった周辺事業については事業売却や投資凍結を行い、主力事業への経営リソースの集中も実施しております。当第2四半期における連結業績について、売上収益は前年同期比+6.3%の19,168百万円となりましたが、2022年9月30日付で実施した、インターネット・マーケティング事業を営む株式会社LIFULL Marketing Partnersの全株式譲渡と、2022年7月31日付で実施した、ファッションのアグリゲーションサイト事業を営むKleding B.V.の全株式譲渡の影響を除いた場合(株式会社LIFULL Marketing PartnersとKleding B.V.の実績を除いた前年同期実績と比較した場合)は同+20.1%と大きく成長しております。主力事業が計画通りに進捗していることに加え、地域創生ファンド事業において開発案件であるホテル物件の売却が早期に完了したことが主な要因となります。なお、持分法適用会社であった、民泊事業を営むRakuten LIFULL STAY Pte. Ltd.については、2022年10月31日付で当社保有株式の譲渡が完了し、持分法適用会社から除外しております。その結果、営業利益1,759百万円(同+236.6%)、税引前四半期利益1,612百万円(同+276.6%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,162百万円(同+525.5%)となりました。
また、当第2四半期におけるセグメント毎の売上収益及びセグメント利益(損失△)は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
セグメントの名称
売上収益
セグメント利益(損失△)
金額
前年同期比(%)
金額
前年同期比(%)
(1) HOME’S関連事業
11,935
△9.8
1,301
473.4
(2) 海外
4,057
10.1
△144
(注2)
(3) その他
3,326
160.4
55
(注3)
(注1) セグメント間取引については、相殺消去しておりません。(注2) 前年同期のセグメント利益は523百万円であります。(注3) 前年同期のセグメント損失は339百万円であります。
①HOME’S関連事業当セグメントは、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」及び関連事業で構成されています。当期は前期から引き続き、事業者・ユーザーへの価値提供の向上と競争力強化に向けて、より一人ひとりにぴったりな住まい探しを支援できるメディアに進化させるべく、新機能の開発やデザインを含むユーザー体験の品質向上に向けた改修や、クライアントネットワークの拡大・強化に取り組んでいます。主力事業への成長投資を強化する目的で、前期に株式会社LIFULL Marketing Partnersの株式譲渡を実施しており、当事業の売上収益は11,935百万円(前年同期比△9.8%)と減収になりましたが、当該株式譲渡の影響を除いた場合(株式会社LIFULL Marketing Partnersの実績を除いた前年同期実績と比較した場合)の当事業の売上収益は同+4.5%と緩やかな回復基調が継続しております。また、費用の面においてブランディング効果を維持しつつも広告宣伝費を大幅に削減した結果、セグメント利益は1,301百万円(同+473.4%)となりました。
②海外事業当セグメントは、主にLIFULL CONNECTが運営する不動産・住宅、中古車、転職・求人の情報サイト等により構成されています。当期は複数ブランドで展開するサービスの強みを生かし、クライアントへの提供価値向上に向けた取組みを継続しており、その結果サービス単価は上昇傾向にあるものの、各国における金利の上昇や、ウクライナ情勢の影響等による資源やエネルギー価格の高騰等による物価上昇傾向が継続しているため、主軸である不動産領域でも、引き続き一部の地域で広告出稿量の抑制等の影響が見られます。また、前期は主力事業への成長投資を強化する目的でKleding B.V.の株式譲渡を実施いたしましたが、当期は東南アジアにおける事業規模の拡大等を目的としてFazWaz Thailand Co.Ltd.を、ラテンアメリカにおけるポータル事業強化等を目的としてMedios de Clasficados, S.De R.L. de CVを子会社化しており、特にFazWaz Thailand Co.Ltd.においては順調にその取引件数を拡大させ、当セグメントの売上拡大に寄与しております。これらの結果、当事業の売上収益は4,057百万円(同+10.1%)(Kleding B.V.の実績を除いた前年同期実績と比較した場合は+644百万円(同+18.9%))、セグメント損失は144百万円(前年同期はセグメント利益523百万円、667百万円の悪化)となりました。
③その他事業当セグメントは、老人ホーム・介護施設の検索サイト「LIFULL 介護」、レンタル収納スペース情報検索サイト「LIFULL トランクルーム」、地方創生事業等により構成されています。当期は、不動産を利活用し地域創生に資する事業に投資をおこなうことを目的とする地域創生ファンドにおいて、2棟のホテル開発案件を売却するに至りました。この結果、当セグメントの売上収益は3,326百万円(同+160.4%)、セグメント利益は55百万円(前年同期はセグメント損失339百万円、394百万円の改善)となりました。 以下の項目等、より詳しい決算内容に関しては、当社投資家情報サイトより、2023年5月11日発表の「2023年9月期 第2四半期決算説明資料」をご覧ください。参考URL:https://ir.lifull.com/ir/ir-data/
<決算説明資料の主な項目>・営業損益の推移 ・・・ 主な費用の増減要因と売上収益に占める比率の推移等・サービス別売上収益の推移 ・・・ セグメント別売上収益の推移と増減要因・業績予想の進捗状況 ・・・ セグメント別売上収益、主な費目毎の業績予想に対する進捗状況・トピックス ・・・ セグメント毎の主な取組状況・四半期毎のデータ ・・・ 損益計算書(簡易版)、セグメント別売上収益、セグメント別損益・外部統計データ集 ・・・ マンション発売戸数、マンション価格、新設住宅着工戸数、日本全国移動者数、人口・世帯数
(2)財政状態
(流動資産)流動資産の残高は22,369百万円となり、前連結会計年度末(以下、前期末)に比べ2,641百万円減少しております。主な要因は、現金及び現金同等物の減少2,729百万円、売掛金及びその他の短期債権の増加1,191百万円、その他の短期金融資産の減少176百万円、及び、その他の流動資産の減少927百万円であります。
(非流動資産)非流動資産の残高は27,267百万円となり、前期末に比べ3,571百万円増加しております。主な要因は、有形固定資産の減少45百万円、使用権資産の減少202百万円、のれんの増加4,067百万円、無形資産の減少107百万円、持分法で会計処理されている投資の減少491百万円、その他の長期金融資産の増加470百万円、及び、繰延税金資産の減少85百万円であります。
以上の結果、当第2四半期末の資産合計は49,637百万円となり、前期末に比べ930百万円増加しております。
(流動負債)流動負債の残高は12,428百万円となり、前期末に比べ961百万円減少しております。主な要因は、買掛金及びその他の短期債務の増加807百万円、借入金の減少2,563百万円、リース負債の増加15百万円、未払法人所得税の増加146百万円、及び、その他の流動負債の増加631百万円であります。
(非流動負債)非流動負債の残高は5,938百万円となり、前期末に比べ1,752百万円増加しております。主な要因は、借入金の減少58百万円、リース負債の減少226百万円、その他の長期金融負債の増加2,053百万円、繰延税金負債の減少20百万円、及び、その他の非流動負債の増加4百万円であります。
以上の結果、当第2四半期末の負債合計は18,366百万円となり、前期末に比べ790百万円増加しております。
(資本)当第2四半期末における資本の残高は31,270百万円となり、前期末に比べ139百万円増加しております。主な要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益による利益剰余金の増加1,162百万円、その他の包括利益によるその他の資本の構成要素の増加235百万円、自己株式の取得1,000百万円、及び、剰余金の配当による利益剰余金の減少296百万円等であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
区分
前第2四半期連結累計期間(自 2021年10月1日至 2022年3月31日)
当第2四半期連結累計期間(自 2022年10月1日
至 2023年3月31日)
増減
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)
1,042
2,655
1,612
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)
△964
△990
△25
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)
△277
△4,497
△4,220
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)(百万円)
2
△2,729
△2,732
当第2四半期における現金及び現金同等物(以下、資金)は、13,791百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、増加した資金は2,655百万円となり、前第2四半期連結累計期間(以下、前第2四半期)の増加した資金1,042百万円と比べ、1,612百万円の増加となりました。主な要因は、税引前四半期利益が1,612百万円と前第2四半期に比べ1,184百万円増加したこと、減価償却費及び償却費が970百万円と前第2四半期に比べ34百万円増加したこと、売掛金及びその他の短期債権の増減額が△758百万円と前第2四半期に比べ711百万円減少したこと、買掛金及びその他の短期債務の増減額が△7百万円と前第2四半期に比べ318百万円減少したこと、その他が1,291百万円と前第2四半期に比べ2,155百万円増加したこと、及び、法人所得税の支払額が417百万円と前第2四半期の法人所得税の還付額299百万円に比べ716百万円減少したこと等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、減少した資金は990百万円となり、前第2四半期の減少した資金964百万円と比べ、25百万円の減少となりました。主な要因は、前第2四半期は資本性金融資産の売却による収入が20百万円、事業譲受による支出が350百万円、関連会社株式の取得による支出が800百万円それぞれ発生していたこと、当第2四半期は関連会社の売却による収入が858百万円、子会社の取得による支出が1,096百万円それぞれ発生したこと、有形固定資産の取得による支出が84百万円と前第2四半期に比べ23百万円増加したこと、無形資産の取得による支出が321百万円と前第2四半期に比べ44百万円増加したこと、貸付による支出が1,302百万円と前第2四半期に比べ857百万円増加したこと、貸付金の回収による収入が918百万円と前第2四半期に比べ38百万円減少したこと、及び、その他が36百万円と前第2四半期に比べ45百万円増加したこと等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、減少した資金は4,497百万円となり、前第2四半期の減少した資金277百万円と比べ、4,220百万円の減少となりました。主な要因は、前第2四半期は長期借入れによる収入が1,012百万円発生していたこと、当第2四半期は短期借入れによる収入が100百万円発生したこと、短期借入金の返済による支出が1,500百万円と前第2四半期に比べ1,250百万円増加したこと、長期借入金の返済による支出が1,377百万円と前第2四半期に比べ1,195百万円増加したこと、配当金の支払額が296百万円と前第2四半期に比べ180百万円減少したこと、及び、自己株式の取得による支出が1,000百万円と前第2四半期に比べ999百万円増加したこと等であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動当第2四半期の研究開発費の総額は80百万円であります。
(6)従業員数当第2四半期において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
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