【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間(2022年10月1日~2022年12月31日)(以下「当四半期」という。)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策と経済活動の両立を目指し、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が前期(2022年9月期)までに解除された中、景気回復への期待がされておりました。しかしながら、ウクライナ危機の長期化や円安の進行に伴う資源価格の高騰、欧米におけるインフレ加速に伴う政策金利の引き上げ、中国での経済活動抑制の影響等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
そのような状況のなか、当四半期における当社グループの主要事業である菓子・パン資材および雑貨等の販売事業(以下「資材および雑貨等の販売事業」という。)におきましては、利益を重視した戦略とBtoBを主力とした施策に切り替えたことが功を奏しました。また12月より株式会社大創産業とのコラボレーションでDAISO(ダイソー)の店頭に当社監修の製菓材料商品が設置されることになりました。このことは当四半期の好調の一つの要因でもあり、バレンタイン商戦にも弾みがつくものと思われます。
以上の結果、売上高2,604,844千円(前年同四半期比4.1%減)、営業利益299,406千円(同34.2%増)、経常利益303,213千円(同33.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益208,335千円(同34.5%増)となり、当四半期は第1四半期累計期間において営業利益、経常利益ともに過去最高を記録することができました。
なお、当社グループは、資材および雑貨等の販売事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。
②財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、6,040,840千円となり、前連結会計年度末に比べ45,089千円増加しました。これは、主に、クリスマス向け売上の増加に伴い売上債権が増加したこと、ならびにバレンタイン向けの棚卸資産が増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、2,521,785千円となり、前連結会計年度末に比べ120,750千円減少しました。これは、主に、前期に係る法人税等の納税により未払法人税等が減少したこと、ならびに長期借入の約定返済により一年内返済予定を含む長期借入金が減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、3,519,054千円となり、前連結会計年度末に比べ165,840千円増加しました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
(2)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(7)資本の財源および資金の流動性についての分析
当第1四半期連結累計期間において、資本の財源および資金の流動性について重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間の末日現在において重要な資本的支出の予定はありません。
なお、当第1四半期連結会計期間末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は1,437,882千円となっております。また、当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は1,359,896千円となっております。