【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 業績の状況当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による規制が徐々に緩和され、社会経済活動も緩やかに持ち直しが見られましたが、米国の金利政策や急激な円安、各種物価の上昇、ロシアによるウクライナ侵攻による資源価格高騰などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社の事業ドメインである日本国内の中小企業によるM&A市場は、経営者の高齢化及び後継者不在企業の増加という実態と、M&Aによる事業承継を推進する行政の政策により拡大を続けております。当社は1社でも多くの企業の事業承継を支援すべく、AIマッチングアルゴリズムの精度向上、業務のDⅩ推進という2軸で効率的なM&Aの実現に取り組んでおります。M&Aアドバイザーの採用も順調に進んでおります。このような事業環境下において、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら着実に案件を進捗させ、成約件数33件と堅調に推移しております。また、今後の業績拡大を図るため引き続き積極的な採用を進めており、当事業年度においてM&Aアドバイザーを16名増員しました。この結果、当第1四半期累計期間における売上高は2,125,041千円、営業利益は1,398,355千円、経常利益は1,397,650千円、四半期純利益は958,840千円となりました。なお、当第1四半期会計期間より、当社の報告セグメントを単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。
(2) 財政状況の分析資産、負債及び純資産の状況(資産の部)当第1四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べ561,240千円増加し、4,595,568千円となりました。これは主に、現金及び預金が494,636千円増加、売掛金が67,437千円増加したことによるものであります。当第1四半期会計期間末における固定資産は、前事業年度末に比べ235,829千円増加し、430,164千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得等により38,902千円増加、差入保証金の増加により投資その他の資産が197,459千円増加したことによるものであります。
(負債の部)当第1四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べ155,282千円減少し、1,050,188千円となりました。これは主に、未払法人税等が256,440千円減少、未払消費税等が50,325千円減少、その他に含まれる未払費用が150,750千円増加したことによるものであります。当第1四半期会計期間末における固定負債は、前事業年度末に比べ10,750千円減少し、82,539千円となりました。これは主に、長期借入金が10,485千円減少したことによるものであります。
(純資産の部)当第1四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ963,103千円増加し、3,893,004千円となりました。これは主に、四半期純利益を958,840千円計上したことによるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、当社が事業上及び財務上対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は3,431千円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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