【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第3四半期累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルスによる行動制限も緩和され、経済活動も緩やかに持ち直しの動きがありましたが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化を起因とした、原材料やエネルギー価格の高騰など、先行きは不透明な状況が続いております。このような事業環境のもとで当社は、最新の商品からマニアックな希少品まで幅広く新たな商材を掘り起こし、その市場の創出と定着を図る方針を継続いたしました。店頭商品の入れ替えや陳列の変更を適時に行い、ECサイトでは迅速なWeb掲載推進により掲載数の増加を実践し、店頭販売と通信販売の両面で品揃えの拡大と充実を進めました。また当社は、買い取りの強化告知などを通じて取扱商品に対する世間の関心を高め、掘り起こしました多種多様な商品は店頭及びWeb上で国内外を問わずに紹介し、全世界のコレクターから一般のお客様まで広く注目を集め、潜在的ニーズを引き出す営業活動を展開しております。販売面におきましては、まんだらけSAHRA(サーラ)を主力としたWeb通信販売が堅調に売上を伸ばし、当社独自の電脳マーケット「ありある」の浸透も伴いましたことで、販路は拡大しております。店頭では、回復が続きますご来店のお客様に対して、詳細で専門的な商品説明を行い、新たな商材を間断なく紹介しながら、お客様の満足度を高め、売上高の向上を図っております。これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は9,525百万円(前年同四半期比22.7%増)、営業利益は1,472百万円(前年同四半期比123.6%増)、経常利益は1,455百万円(前年同四半期比127.6%増)、四半期純利益は980百万円(前年同四半期比138.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期会計期間末における資産の残高は、前事業年度末と比較して682百万円増加し、17,354百万円となりました。これは、主に現金及び預金、棚卸資産の増加によるものであります。当第3四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末と比較して291百万円減少し、8,006百万円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。当第3四半期会計期間末における純資産の残高は、利益剰余金の増加973百万円により、9,348百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。