【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第2四半期累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の社会全体における影響が限定的となりましたことで、国内の経済活動は緩やかに持ち直してまいりました。一方で各国の金融情勢による為替相場の変動をはじめ、諸物価の上昇などから、依然として先行きは不透明な状況が続いております。このような事業環境のもとで当社は、最新の商品からマニアックな希少品まで幅広く新たな商材を掘り起こし、その市場の創出と定着を図る方針を継続いたしました。店頭商品の入れ替えや陳列の変更を適時に行い、ECサイトでは迅速なWeb掲載推進により掲載数の増加を実践し、店頭販売と通信販売の両面で品揃えの拡大と充実を進めました。また当社は、買い取りの強化告知などを通じて取扱商品に対する世間の関心を高め、掘り起こしました多種多様な商品は店頭及びWeb上で国内外を問わずに紹介し、全世界のコレクターから一般のお客様まで広く注目を集め、潜在的ニーズを引き出す営業活動を展開しております。販売面におきましては、まんだらけSAHRA(サーラ)を主力としたWeb通信販売が堅調に売上を伸ばし、当社独自の電脳マーケット「ありある」の浸透も伴いましたことで、販路は拡大しております。店頭では、回復が続きますご来店のお客様に対して、詳細で専門的な商品説明を行い、新たな商材を間断なく紹介しながら、お客様の満足度を高め、売上高の向上を図っております。これらの結果、当第2四半期累計期間の売上高は6,297百万円(前年同四半期比24.9%増)、営業利益は957百万円(前年同四半期比163.9%増)、経常利益は945百万円(前年同四半期比170.0%増)、四半期純利益は634百万円(前年同四半期比188.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期会計期間末における資産の残高は、前事業年度末と比較して245百万円増加し16,917百万円となりました。これは、主に現金及び預金、棚卸資産の増加によるものであります。当第2四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末と比較して381百万円減少し7,915百万円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、利益剰余金の増加627百万円により、9,001百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ65百万円 増加し、911百万円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における営業活動による資金の増加は、483百万円(前年同期は22百万円の増加)となりました。これは主に税引前四半期純利益945百万円、減価償却費107百万円が、法人税等の支払額311百万円、棚卸資産の増加額172百万円、株主優待引当金の減少額44百万円を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は、68百万円(前年同期は85百万円の減少)となりました。これは主にまんだらけSAHRA(サーラ)における新倉庫準備等の有形固定資産の取得による支出44百万円、無形固定資産の取得による支出5百万円、敷金の差入による支出19百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における財務活動による資金の減少は、349百万円(前年同期は89百万円の減少)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出2,291百万円、長期借入金の返済による支出531百万円、社債の償還による支出20百万円が、短期借入れによる収入2,300百万円、長期借入れによる収入200百万円を上回ったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。