【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、インフレ加速などによる資源価格・物価の世界的高騰をうけ、国内でも物価が急激に上昇し先行き不透明な状況が続いております。一方で、新型コロナウイルス感染症は、季節性インフルエンザと同等の「5類」へ移行することとなり、今後の経済活動の回復にも明るい兆しが見え始めております。このような状況の下、当社グループは、『暮らしのお困りごと』事業に戦略的に経営資源を投入することで、持続的成長に向けた経営基盤の強化に取り組んでまいりました。当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上収益は4,294,261千円(前年同期比37.7%増)、営業利益は821,933千円(前年同期比250.6%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,087,353千円(前年同期比392.8%増)となりました。 なお、当社グループは、『暮らしのお困りごと』事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)財政状態の分析①資産流動資産は、前連結会計年度末と比べて465,443千円増加し、2,171,941千円となりました。これは、営業債権及びその他の債権が355,385千円増加したこと等によるものであります。非流動資産は、前連結会計年度末と比べて881,773千円増加し、1,504,049千円となりました。これは、使用権資産が532,614千円増加したこと及び繰延税金資産が288,068千円増加したこと等によるものであります。この結果、当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて1,347,217千円増加し、3,675,990千円となりました。
②負債流動負債は、前連結会計年度末と比べて343,507千円減少し、1,222,209千円となりました。これは、借入金及び社債が526,827千円減少した一方で、営業債務及びその他の債務が122,452千円増加したこと等によるものであります。非流動負債は、前連結会計年度末と比べて439,780千円増加し、532,968千円となりました。これは、リース負債が471,336千円増加したこと等によるものであります。この結果、当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて96,272千円増加し、1,755,177千円となりました。
③資本当第3四半期連結会計期間末における資本は、前連結会計年度末と比べて1,250,944千円増加し、1,920,812千円となりました。これは、親会社の所有者に帰属する四半期利益が1,087,353千円発生したこと等によるものであります。なお減資及び欠損補填を行った結果、資本金が1,300,211千円減少し、利益剰余金が1,300,211千円増加しておりますが、資本の額に変動はありません。
(3)キャッシュ・フローの状況当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて162,322千円増加し、1,119,969千円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、資金の増加額は690,335千円(前年同四半期は333,270千円の増加)となりました。これは、税引前四半期利益818,035千円があった一方で、営業債権及びその他の債権の増加により資金が349,322千円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、資金の増加額は40,623千円(前年同四半期は15,375千円の増加)となりました。これは、その他の金融資産の回収による収入91,255千円があった一方で、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出47,663千円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、資金の減少額は568,635千円(前年同四半期は1,272,570千円の減少)となりました。これは、長期借入金の返済及び社債の償還による支出601,584千円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対応すべき課題当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
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