【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症における行動制限の緩和が進み、徐々に経済活動が再開されるなど、企業活動や個人消費に持ち直しの動きが見られました。一方で、世界的な金融引き締めに伴う景気下振れリスクの高まりや急激な円安の進行など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。このような状況の下、当社グループは『暮らしのお困りごと』事業に戦略的に経営資源を投入することで、持続的成長に向けた経営基盤の強化に取り組んでまいりました。以上の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上収益は1,292,685千円(前年同期は1,019,097千円、前年同期比26.8%増)、営業利益は220,243千円(前年同期は70,889千円、前年同期比210.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は279,482千円(前年同期は66,549千円の親会社の所有者に帰属する四半期利益、前年同期比320.0%増)となりました。なお、当社グループは、『暮らしのお困りごと』事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)財政状態の分析①資産流動資産は、前連結会計年度末と比べて274,676千円減少し、1,431,820千円となりました。これは、現金及び現金同等物が250,338千円減少したこと等によるものであります。非流動資産は、前連結会計年度末と比べて5,955千円減少し、616,320千円となりました。これは、使用権資産が48,633千円、無形資産が15,790千円減少した一方で、繰延税金資産が60,995千円増加したこと等によるものであります。この結果、当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて280,631千円減少し、2,048,141千円となりました。
②負債流動負債は、前連結会計年度末と比べて526,327千円減少し、1,039,388千円となりました。これは、借入金及び社債が364,900千円減少したこと等によるものであります。非流動負債は、前連結会計年度末と比べて38,269千円減少し、54,919千円となりました。これは、借入金及び社債が39,219千円減少したこと等によるものであります。この結果、当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて564,596千円減少し、1,094,308千円となりました。
③資本当第1四半期連結会計期間末における資本は、前連結会計年度末と比べて283,965千円増加し、953,833千円となりました。これは、親会社の所有者に帰属する四半期利益が279,482千円計上されたこと等によるものであります。なお減資及び欠損補填を行った結果、資本金が1,300,211千円減少し、利益剰余金が1,300,211千円増加しておりますが、資本の額に変動はありません。
(3)キャッシュ・フローの状況当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて250,338千円減少し、707,308千円となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、資金の増加額は204,909千円(前年同四半期は17,608千円の増加)となりました。これは、税引前四半期利益を218,969千円計上した一方で、営業債務及びその他の債務の減少が41,982千円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、資金の減少額は297千円(前年同四半期は15,179千円の増加)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が3,000千円あった一方で、有形固定資産の売却による収入が2,702千円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、資金の減少額は454,950千円(前年同四半期は506,820千円の減少)となりました。これは、長期借入金の返済及び社債の償還による支出404,900千円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対応すべき課題当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
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