【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの影響が和らぎ、景気に回復の兆しも見えましたが、感染再拡大の懸念やロシア・ウクライナ情勢の緊迫等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く国内のインターネット関連市場では、動画視聴及びEC(インターネット通販)サービス等が拡大し、引き続き市場成長が継続しております。加えて、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されます。
その一方で、リモートワークの拡大に伴うセキュリティへの不安の高まりや、IoT(※1)によりあらゆるものがサイバー攻撃のリスクにさらされる等、インターネットセキュリティの課題は年々深刻化しており、全てのインターネットユーザーが安心して利用できるよう、安全性を求める声は一層高まりを見せております。このように、投稿監視、カスタマーサポートに加え、サイバーセキュリティへの関心はますます増加しております。
用語説明
(※1)Internet of Things(モノのインターネット)の略称。建物、車、及び電子機器等の様々なモノをネットワークによりサーバーやクラウドサービスへ接続し、相互に情報交換する仕組み。
このような環境のもと、当社グループは経営理念「We Guard All」を掲げる総合ネットセキュリティ企業として、「AIと人のハイブリッド」を強みに、高品質かつ高効率のセキュリティワンストップサービスを提供してまいりました。
当第1四半期連結累計期間では、コロナ禍における巣ごもり消費が定着したことによりECサイトのカスタマーサポートが伸長いたしました。また、サイバーセキュリティ業務では、ソフトウェア型WAF(※2)をはじめとするSiteGuardシリーズの拡販に注力いたしました。一方で、センター新設による費用の増加及び一部大型案件の低収益化の影響が大きく、全体の利益率が悪化いたしました。
用語説明
(※2)Web Application Firewallの略称。ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は3,037,352千円(前年同期比10.3%増)、営業利益は469,381千円(前年同期比13.1%減)、経常利益は479,763千円(前年同期比11.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は332,165千円(前年同期比13.3%減)となりました。
当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。業務の種類別の業績は以下の通りであります。
① ソーシャルサポート
ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。
E-Guardian Vietnamと連携し、スタートアップ企業向けにバックオフィス業務を代行するアウトソースサポート「クイックワーク」の提供を開始しました。
その結果、売上高は1,751,451千円(前年同期比13.8%増)となりました。
② ゲームサポート
ゲームサポートは、ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及びデバッグ業務等を提供しております。
グループ会社であるEGテスティングサービス株式会社、E-Guardian PhilippinesやE-Guardian Vietnamと連携し、デバッグ業務、ローカライズ業務及び多言語カスタマーサポートの受注に注力いたしました。
その結果、売上高は475,398千円(前年同期比8.1%減)となりました。
③ アド・プロセス
アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供しております。
株式会社CARTA HOLDINGSとの合弁会社である株式会社ビズテーラー・パートナーズとの連携を強化し、新規顧客開拓に注力いたしました。
その結果、売上高は407,596千円(前年同期比23.8%増)となりました。
④ サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティは、主にWAF、脆弱性診断及びSOC(※3)サービスを提供しております。
SiteGuardシリーズにおいて、新たに開発したクラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」の拡販に努めております。
また、EGセキュアソリューションズ株式会社が、サプライチェーンを構成する企業向けにコンサルティングを行う「サプライチェーンマネジメント強化支援サービス」を提供いたしました。
その結果、売上高は174,919千円(前年同期比10.1%増)となりました。
用語説明
(※3)Security Operation Centerの略称。企業や組織のIT基盤を24時間365日体制で監視しながら攻撃内容の脅威分析や助言を行う部門や専門組織。
⑤ その他
その他は主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。
EGテスティングサービス株式会社が、既存顧客への深耕営業や新規開拓に注力してまいりました。
その結果、売上高は227,986千円(前年同期比9.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、6,472,448千円となり、前連結会計年度末における流動資産6,510,045千円に対し、37,596千円の減少(前連結会計年度末比0.6%減)となりました。
これは主に、売掛金が317,029千円、その他が87,050千円増加した一方、現金及び預金が452,468千円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、1,849,448千円となり、前連結会計年度末における固定資産1,903,997千円に対し、54,549千円の減少(前連結会計年度末比2.9%減)となりました。
これは主に、のれんが24,063千円減少したことによるものであります。
この結果、当第1四半期連結会計期間末における総資産は、8,321,896千円(前連結会計年度末比1.1%減)となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は、1,757,965千円となり、前連結会計年度末における負債1,931,282千円に対し、173,316千円の減少(前連結会計年度末比9.0%減)となりました。
これは主に、流動負債のその他が109,573千円増加した一方、未払法人税等が314,906千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、6,563,931千円となり、前連結会計年度末における純資産6,482,760千円に対し、81,171千円の増加(前連結会計年度末比1.3%増)となりました。
これは主に、剰余金の配当245,399千円を実施した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益332,165千円を計上したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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