【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、引き続き物価高が進行する懸念はあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響からの経済・社会活動の正常化が進められ、景気は緩やかながらも持ち直しております。世界経済においては、不安定な世界情勢による資源価格高騰、米国での銀行破綻に端を発する金融危機への懸念等、先行きは不透明なものとなっております。
このような経営環境下、当社のソフトウェア開発技術を活用し未来社会の構築に貢献すべく「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、コンピュータの性能を最大限に引き出し大量データの高速処理を実現するソフトウェア及びハードウェア等を提供するとともに、これらの知見がより広く社会に活用されることを目指し、新規SaaS事業の展開を行っております。
主力のSolution事業では、自動運転を対象としたアルゴリズム開発や高速化案件、半導体メーカー向けソフトウェア開発案件が長期安定して継続しております。その他においても、高速化サービスに対する旺盛な需要を背景に、日本国内の製造業向け案件を中心として安定的な収益を獲得しております。
SaaS事業においては、量子コンピュータ向けプログラムの開発・実行プラットフォーム「Fixstars Amplify」、AIコードレビュー「Sider」、乳がんAI画像診断支援事業等の開発を進めております。
また、海外においては米国子会社のFixstars Solutions, Inc.が日本のお客様の米国業務の一翼を担う一方、研究機関等を対象とした高速化案件の拡大に取り組んでおります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、3,566,846千円(前年同期比18.3%増)、営業利益998,022千円(前年同期比14.9%増)、経常利益992,284千円(前年同期比14.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益653,778千円(前年同期比22.0%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、以下の数値はセグメント間の取引消去後となっております。
①Solution事業
Semiconductorの分野では、モバイル機器やデータセンタ等で利用の進むNANDフラッシュメモリを対象として、ファームウェア及びデバイスドライバの開発等を行っております。Mobilityの分野では、自動運転を対象としたアルゴリズム開発及び高速化案件や、次世代モビリティに関連する研究開発及び高速化支援を行っております。Life Scienceの分野では医療画像診断装置における高精細画像のリアルタイム処理やゲノム解析、Financeの分野ではリスク計算やHFTの高速化支援、Industrialの分野では産業機器等におけるマシンビジョンシステムの高速化支援等を提供しております。
この結果、売上高は、3,456,672千円(前年同期比16.5%増)、セグメント利益(営業利益)は、1,171,721千円(前年同期比11.2%増)となりました。
②SaaS事業
各SaaS事業において、将来の収益獲得に向けて積極的な投資・開発を行っております。
この結果、売上高は、110,173千円(前年同期比132.5%増)、セグメント損失(営業損失)は、173,698千円(前年同期はセグメント損失(営業損失)185,725千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
(総資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて487,266千円減少し、7,674,710千円となりました。これは、現金及び預金が742,950千円減少したこと等が主な原因であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて856,359千円減少し、2,721,516千円となりました。これは、返済により長期借入金が397,998千円減少したこと、未払法人税等が190,945千円減少したこと等が主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて369,092千円増加し、4,953,194千円となりました。これは、利益剰余金が332,348千円増加したこと等が主な要因であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ742,950千円減少し、4,313,666千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は45,349千円(前年同期比93.8%減)となりました。税金等調整前四半期純利益1,011,834千円、売上債権の増加(△349,669千円)、法人税等の支払(△471,464千円)等の要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,642千円(前年同期比95.4%減)となりました。これは主に、開発機材等の有形固定資産の取得による支出(△21,003千円)、投資有価証券の売却による収入(20,250千円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は742,731千円(前年同期比1.4%減)となりました。これは主に、配当金の支払額(△320,506千円)、長期借入金の返済による支出(△397,998千円)によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
中期経営計画の数値目標修正について
2020年11月13日に、2021年9月期から2023年9月期にかけての中期経営計画を策定し、数値目標達成に向けて取り組んでまいりましたが、新型コロナウイルス感染症に起因する経済環境の大きな変化などを理由として、2023年9月期の連結売上高を100億円から73億円とする経営数値目標の修正を2022年11月11日に発表いたしました。当第2四半期連結会計期間末における中期経営計画の概要につきましては以下のとおりであります。
①中期経営方針 Solution+SaaSのハイブリッド収益モデルへの転換
②経営数値目標 2023年9月期の連結売上高73億円
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における、当社グループ全体の研究開発費の総額は、166,030千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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