【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、企業収益の悪化や個人消費の減速などありましたが、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでいるものの、感染状況は未だ改善されておりません。景気は持ち直しに向かうものの、国内外の新型コロナウイルス感染症の動向やロシアによるウクライナ侵攻により世界で緊張が続くなど、物価上昇もあり、先行き不透明な状況が続いており、予断を許さない状況にあります。このような経済状況の中で、当社グループはビジネス環境の変化に対応するため体質を強化し、積極的な営業活動をしてまいりました。この結果、前年同四半期と比べ、売上高は、94億9百万円と3億66百万円(前年同四半期比4.1%)の増収、営業利益は、2億54百万円と40百万円(前年同四半期比18.7%)の増益、経常利益は、2億71百万円と42百万円(前年同四半期比18.6%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1億82百万円と33百万円(前年同四半期比22.9%)の増益となりました。各セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。(化学工業薬品)化学工業薬品は、主力であります半導体を含むエレクトロニクス産業が引き続き堅調に推移し、前年同四半期を上回りました。また、同関連機器は、前年同四半期を下回りました。この結果、売上高は、全体で45億70百万円と1億31百万円(前年同四半期比3.0%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、3億94百万円と13百万円(前年同四半期比△3.4%)の減益となりました。(臨床検査試薬)臨床検査試薬は、競争激化の影響もありましたが、新型コロナウイルス感染症関連の検査試薬が増加したことなどにより、前年同四半期を上回りました。また、同関連機器は、前年同四半期を下回りました。この結果、売上高は、全体で39億56百万円と1億95百万円(前年同四半期比5.2%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、4億1百万円と46百万円(前年同四半期比13.0%)の増益となりました。(食品)食品は、原料不足や新型コロナウイルス感染症の影響により製造量が減少いたしましたが、前年同四半期を上回りました。この結果、売上高は、8億66百万円と43百万円(前年同四半期比5.3%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、64百万円と0百万円(前年同四半期比△0.0%)の減益となりました。(その他)その他は、花き、種苗等が減少したことにより、前年同四半期を下回りました。この結果、売上高は、16百万円と3百万円(前年同四半期比△18.5%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、リベートの減少もあり8百万円と2百万円(前年同四半期比△24.5%)の減益となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、16億68百万円増加し、191億88百万円となりました。また、負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、16億17百万円増加し、124億55百万円、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、51百万円増加し、67億33百万円となりました。主な内容は以下のとおりであります。(資産)資産の増加の主な要因は、現金及び預金が9億68百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が3億38百万円、商品が1億49百万円及び電子記録債権が1億32百万円増加したことによるものであります。(負債)負債の増加の主な要因は、支払手形及び買掛金が14億92百万円増加したことによるものであります。(純資産)純資産の増加の主な要因は、利益剰余金が78百万円増加したことによるものであります。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動該当事項はありません。