【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安などを背景にした物価上昇・資源高などの下押しリスクもありましたが、新型コロナウイルスワクチン接種の進展や各種政策等により個人消費は緩やかに持ち直しており、またインバウンド需要も本格的に回復の兆しを見せ始めるなど、経済持ち直しの動きが強まりました。当社グループ事業に関係の深い住宅業界におきましては、国土交通省発表による2022年1月~2022年12月累計の新設住宅着工戸数は、戸建てが前年同期比93.6%と減少し、分譲マンションが前年同期比106.8%と増加し、住宅市場全体としては前年同期比100.4%と前年同期並みに推移いたしました。このような状況のもとで、当社グループは「世界に誇れる独創的建物サービスで社会と感動を分かち合う」という理念にもとづき、「全ての建物に“キャンディル”」というビジョンを実現すべく、持続的な事業の成長とさらなる企業価値の向上を目指して、激しく移り変わるお客様のニーズや時代の変化に寄り添いながら、2021年に新しく閣議決定されました「住生活基本計画」に沿ったサービスの拡充に取り組み、住宅関連・商業施設関連サービスの売上拡大に努めてまいりました。原油やエネルギー価格の高騰、人材獲得競争の激化などの厳しい経営環境の中、社会活動の緩やかな回復と営業施策の奏功により、当社グループのサービス提供機会は増加し、全てのサービスにおいて売上高は復調傾向を示しました。この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は3,023,493千円(前年同期比105.7%)、営業利益は127,892千円(前年同期比438.9%)、経常利益は122,640千円(前年同期は682千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は59,842千円(前年同期は37,183千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。なお、当社グループでは組織再編及びM&Aの実施に伴い発生したのれん償却費を販売費及び一般管理費に48,055千円計上しており、これを加えたのれん償却前経常利益は170,696千円(前年同期比360.3%)、のれん償却前親会社株主に帰属する四半期純利益は107,898千円(前年同期比992.4%)となります。
当社グループは、建築サービス関連事業の単一セグメントとしておりますが、サービス分野別の状況は以下のとおりであります。① リペアサービス当第1四半期連結累計期間におけるリペアサービスの連結売上高は1,105,098千円(前年同期比102.7%)となりました。株式会社バーンリペアは主に戸建てを中心にリペアを提供しておりますが、住宅市場の需要を積極的に取り入れたことで、同社のリペアサービスの売上高は899,444千円(前年同期比105.7%)と回復基調で推移いたしました。株式会社キャンディルテクトは主に集合住宅を中心にリペアを提供しておりますが、技術者不足の影響で、同社のリペアサービスの売上高は205,653千円(前年同期比91.2%)となりました。② 住環境向け建築サービス当第1四半期連結累計期間における住環境向け建築サービスの連結売上高は733,172千円(前年同期比108.6%)となりました。株式会社バーンリペアは主に戸建てを中心に定期点検、検査、小型修繕、各種施工、リコール対応を提供しておりますが、定期点検数の増加や単価上昇、リコール対応の新規大型案件獲得により、同社の住環境向け建築サービスの売上高は589,937千円(前年同期比113.5%)となりました。株式会社キャンディルテクトは主に集合住宅を中心に検査を提供しておりますが、技術者不足の影響で、同社の住環境向け建築サービスの売上高は143,234千円(前年同期比92.2%)となりました。③ 商環境向け建築サービス当第1四半期連結累計期間における商環境向け建築サービスの連結売上高は939,771千円(前年同期比102.8%)となりました。商環境向け建築サービスは主に商業施設等の内装施工、家具組立て、揚重を提供しておりますが、商環境の市場回復に伴うホテルや商業施設などの内装施工需要などを取り込んだ結果、増収となりました。④ 商材販売当第1四半期連結累計期間における商材販売の連結売上高は161,320千円(前年同期比105.2%)となりました。商材販売は主にリペア材料やメンテナンス材料を販売しております。⑤ 抗ウイルス抗菌サービス当第1四半期連結累計期間における抗ウイルス抗菌サービスの連結売上高は84,131千円(前年同期比203.5%)となりました。抗ウイルス抗菌サービスは室内の壁面・天井、水まわり、床などの各種コーティングサービスを提供しておりますが、家電量販店などとの協業による水まわりコーティング案件が好調だったことにより、増収となりました。
(2)財政状態に関する説明(総資産)当第1四半期連結会計期間末における資産合計は6,480,342千円となり、前連結会計年度末に比べ56千円の減少となりました。流動資産は3,835,983千円となり、前連結会計年度末に比べ86,402千円の増加となりました。これは、主に現金及び預金が31,521千円減少したこと、受取手形及び売掛金が20,491千円増加したこと、その他流動資産が91,157千円増加したことなどによります。固定資産は2,644,359千円となり、前連結会計年度末に比べ86,458千円の減少となりました。これは、主にのれんが48,055千円減少したこと、ソフトウェアを含めたその他無形固定資産が13,753千円減少したこと、繰延税金資産が21,874千円減少したことなどによります。(負債)当第1四半期連結会計期間末における負債合計は3,931,142千円となり、前連結会計年度末に比べ32,405千円の減少となりました。流動負債は2,887,416千円となり、前連結会計年度末に比べ91,847千円の増加となりました。これは、主に未払法人税等が81,249千円減少したこと、未払費用が34,286千円増加したこと、その他流動負債が148,428千円増加したことなどによります。固定負債は1,043,725千円となり、前連結会計年度末に比べ124,253千円の減少となりました。これは、主に長期借入金が124,166千円減少したことなどによります。(純資産)当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は2,549,200千円となり、前連結会計年度末に比べ32,349千円の増加となりました。これは、主に利益剰余金が32,349千円増加したことなどによります。この結果、自己資本比率は39.3%(前連結会計年度末比0.5ポイント上昇)となりました。
