【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は15,920,370千円となり、前事業年度末に比べ7,422,590千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が4,294,491千円、売掛金が2,487,704千円増加したこと等によるものであります。固定資産は884,684千円となり、前事業年度末に比べ29,137千円増加いたしました。これは主に無形固定資産の増加が26,098千円、投資その他の資産その他の増加が42,937千円あった一方で、敷金が37,672千円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は、16,805,054千円となり、前事業年度末に比べ7,451,728千円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は4,877,724千円となり、前事業年度末に比べ2,153,230千円増加いたしました。これは主に買掛金が1,292,127千円、未払法人税等が781,600千円増加したこと等によるものであります。固定負債は186,140千円となり、前事業年度末に比べ123,949千円減少いたしました。これは長期借入金の返済によるものであります。
この結果、負債合計は、5,063,864千円となり、前事業年度末に比べ2,029,281千円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は11,741,190千円となり、前事業年度末に比べ5,422,447千円増加いたしました。これは公募増資及び新株予約権の行使に伴い、資本金及び資本剰余金がそれぞれ94,557千円増加したことに加えて、四半期純利益5,234,981千円の計上により利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
(2)経営成績の状況
当社は「魔法のような、新体験を。」というコーポレート・ミッションのもと、新しいエンターテイメントを提供する会社として、VTuberグループ「にじさんじ」の運営を主軸としたエンターテイメント領域での事業展開を行っております。当社のVTuberビジネスは、主にYouTubeにおけるライブ配信動画を中心とした動画配信活動によるライブストリーミング領域、当社がIPを有するVTuberのオリジナルグッズや音声を録音したデジタル商品の販売を行うコマース領域、当社所属のVTuberが出演する、音楽をはじめとしたイベントを主催するイベント領域、企業からのタイアップ広告、IPライセンス、メディア出演等の案件であるプロモーション領域の4領域で構成されています。VTuberグループ「にじさんじ」は日本国内を中心に、「NIJISANJI EN」は英語圏を中心にそれぞれ上記4領域での活動に従事しております。
国内VTuberビジネスでは、VTuberグループ「にじさんじ」に所属する日本国内で活動するVTuber数は118名(前年同四半期比11名増加)、YouTube再生時間は463百万時間(前年同四半期比7%増)となりました。また、「にじさんじオフィシャルストア」や「にじさんじFAN CLUB」等の利用の際に必要となるIDであるANYCOLOR IDは829千ID(前年同四半期比94%増)となりました。海外VTuberビジネスに関しても、英語圏におけるVTuberビジネス「NIJISANJI EN」の拡大をはじめとして注力しており、VTuber数は31名(前年同四半期比16名増加)、YouTube再生時間は105百万時間(前年同四半期比370%増)となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高19,407,432千円(前年同四半期比91.0%増)、営業利益7,509,385千円(前年同四半期比139.5%増)、経常利益7,550,675千円(前年同四半期比141.1%増)、四半期純利益5,234,981千円(前年同四半期比154.2%増)となりました。
なお、当社は動画コンテンツ関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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