【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」という。)による影響が和らぎ、雇用情勢や個人消費とともに持ち直し傾向にあります。しかし、世界的に金融引締めが進む中で金融資本市場の変動や原材料価格の上昇等、景気回復の下振れリスクも大きく、先行き不透明な状況は現在も続いております。
このような経済状況のもと、当社グループは、携帯ショップにおける新しい通信規格「5G」対応機種の販売促進、テナントビル及びマンションの稼働率の強化、ゴルフ場及びゴルフ練習場での利用満足度の向上に努めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高119億90百万円(前年同期比8.6%減)、営業利益7億11百万円(前年同期比0.0%増)、経常利益6億79百万円(前年同期比1.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億66百万円(前年同期比2.7%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(移動体通信関連事業)
携帯電話業界におきましては、総務省による「モバイルサービス等の適正化」によって端末代金と通信料金等の完全分離が行われ、通信事業者によるシンプルで分かりやすい料金プランの提供が始まりました。一方で、通信事業者による店舗評価制度の見直しや変更が行われ、携帯代理店における競争激化が続いております。
このような環境の中、当社グループは、コロナの感染防止策を徹底しつつ、「5G」(第5世代移動通信システム)の商用サービスの提案、スマートフォンを利用した決済サービスの案内、新料金プランの提案など顧客満足度の向上に努めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間における売上高は101億74百万円(前年同期比10.5%減)、セグメント利益は4億64百万円(前年同期比9.9%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、コロナの影響を受けてテナントビルの入居需要が例年に比べて落ち着いてはいるもののマンションの入居需要は変わらず、引き続き不動産市場は底堅く推移しております。当社グループにおきましては、新規マンションの設立、テナントビル及びマンションの入居者募集を行うと共に市場の変化を敏感に読み取りながら、的確な対応を進めております。 当第3四半期連結累計期間における売上高は5億35百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は2億39百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
(リゾート事業)
ゴルフ業界におきましては、コロナの影響を受け、一時的な利用者の減少はあったものの、回復基調で推移しております。若手からベテランに至るまで幅広いプロゴルファーの活躍により、ゴルフ人気が幅広く波及しており、ゴルフが世代を超え老若男女に親しみやすいスポーツとして捉えられるようになっております。 このような環境の中、ゴルフコースの品質維持・サービス向上に努め、ゴルファーの快適なプレー環境をサポートし、集客力の強化に努めてまいりました。 当第3四半期連結累計期間における売上高は12億34百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は1億81百万円(前年同期比19.8%減)となりました。
(その他)
飲料水の販売やゴルフ用品の販売、太陽光発電事業、ゴルフレッスン施設等を行っております。
(2)財政状態の状況 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、227億56百万円となり、前連結会計年度末と比べて7億70百万
円の減少となりました。これは主に現金及び預金の減少によるものであります。
負債は192億40百万円となり、前連結会計年度末と比べて10億98百万円の減少となりました。これは主に買掛金
の減少によるものであります。
純資産は、35億16百万円となり、前連結会計年度末と比べて3億28百万円の増加となり、自己資本比率は15.4%
となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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