【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第2四半期累計期間における我が国の経済は、国内における行動制限や入出国制限が緩和され、雇用・所得環境が改善する中、各種政策が奏功し緩やかな回復が続きました。一方で、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念等、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクは継続しており、景気の先行きは不透明な状況が続いております。当社が主に事業を展開する日本のモバイルオンラインゲーム市場は、2012年より市場が拡大し2022年には1兆2,129億円となり、成長は鈍化傾向にあるものの(注1)、安定した市場規模を維持しております。しかし、海外ディベロッパーのモバイルオンラインゲームをはじめとした高品質な商品の台頭や、開発の長期化や開発費の高騰等、市場環境は厳しさを増しています。一方で、2022年のグッズの推定市場規模は1兆5,300億円となり(注2)、底堅く推移しました。このような経営環境のもと、当社はモバイルオンラインゲームについては運営中タイトルが伸び悩むなか、今一度ユーザー様ファーストの視点に立ち返り、IPとしての信用獲得に注力してまいりました。運営中のタイトルについては、細かなアップデートを実施しつつ、各種キャンペーンやゲーム内イベントを開催し反響をいただくことができました。引き続き、ユーザー様にとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベント等のリアルイベントやメディア、グッズ等を絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指してまいります。また、同時に新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備をすすめてまいります。メディアに関しては2023年7月に常設店舗2号店「coly more!心斎橋PARCO店」を開店いたしました。また、リアルイベントを積極的に展開し、2023年5月には「魔法使いの約束」のキャストイベントを開催したほか、3.5周年記念として全国129店舗でのアニメイトフェアを実施、2023年7月には「魔法使いの約束」及び「オンエア!」を舞台化し、ユーザー様が作品に触れることのできる機会の創出に注力しました。また、他社様IPを活用したライセンスビジネスが好調に推移し、メディア売上につきましては前年を上回りました。一方で、AI関連を中心とした新規事業を推進し、AIを活用した新たなエンタメの創出及びゲーム開発等への活用による生産性の向上を目指しました。しかしながら、運営中ゲームの売上の伸び悩みが大きく影響し前年同期比で売上が減少しました。また、新規施策・新規事業への先行投資が膨らみ、前年同期比で減益となりました。その結果、当第2四半期累計期間の業績につきましては、売上高2,036,662千円(前年同期比16.9%減)、営業損失685,717千円(前年同四半期は営業損失173,001千円)、経常損失684,299千円(前年同四半期は経常損失172,956千円)、四半期純損失685,933千円(前年同四半期は四半期純損失108,956千円)となりました。
当社の主な提供タイトルごとのモバイルオンラインゲーム売上高は、次の通りであります。(単位:千円)
回次
第9期第2四半期累計期間
第10期第2四半期累計期間
第9期
タイトル名
自 2022年2月1日至 2022年7月31日
自
2023年2月1日至
2023年7月31日
自
2022年2月1日至
2023年1月31日
ドラッグ王子とマトリ姫
14,801
24,295
35,930
スタンドマイヒーローズ
415,207
416,976
1,107,614
魔法使いの約束
1,412,494
943,372
2,840,013
なお、当社はコンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。
(注1)出典:株式会社角川アスキー総合研究所「ファミ通モバイルゲーム白書2023」
(注2)出典:株式会社キャラクター・データバンク『Chara Biz Data 2022㉑』「キャラクター商品の小売市場規模の推移」
(2) 財政状態の状況
(資産の部)当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて664,079千円減少し、6,579,828千円となりました。これは主に現金及び預金461,402千円の減少によるものです。
(負債の部)当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べて21,854千円増加し、667,897千円となりました。これは主に契約負債26,200千円の増加によるものです。
(純資産の部)当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べて685,933千円減少し、5,911,931千円となりました。これは主に四半期純損失を685,933千円計上したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比べ461,402千円減少し、5,636,109千円となりました。営業活動の結果支出した資金は、420,111千円となりました。これは主に、法人税等の還付額217,780千円などの収入があったものの、税引前四半期純損失684,373千円などがあったことによるものです。投資活動の結果支出した資金は、41,290千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出31,327千円があったことによるものです。財務活動の結果支出した資金はありませんでした。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載に重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は309,568千円であります。なお、当第2四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
#C4175JP #coly #情報通信業セクター
