【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の各種政策の効果により、新型コロナウイルスの感染対策と経済活動の両立が進むなか、ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格の高騰など企業を取り巻く環境は一層厳しさを増しました。小売業界におきましては、急激な円安、原材料価格高騰による物価高の影響を受け、個人所得の伸び悩みもあって、生活防衛意識が一層強まり、将来への不安からくる節約志向が根強く、先行きは尚一層不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社は、収益力の強化を最重要課題とし、下記の施策に積極的に取り組んでおります。
a.改装の実施
既存店活性化により客数・売上増を図るため、ワクワク感が感じられる売場を目指し、改装を実施いたします。
b.PB商品開発強化
当社にしかない価値あるPB商品を開発し、目的来店性・粗利率アップを図ります。
c.R-9(R=Revolution 人件費9億円削減)
人口減による人手不足・労働単価上昇への対応として機械化等を推進し業務の合理化を図ります。
以上の結果、当第2四半期累計期間における経営成績は、売上高が47,022百万円(前年同四半期比0.6%増)、売上総利益は10,530百万円(前年同四半期比2.9%増)となりました。一方、営業利益は628百万円(前年同四半期比6.7%減)、経常利益は789百万円(前年同四半期比7.3%増)及び四半期純利益は858百万円(前年同四半期比42.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ215百万円減少し、40,077百万円となりました。これは主に土地が1,926百万円増加した一方、現金及び預金が3,150百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ804百万円減少し、23,674百万円となりました。これは主に買掛金が349百万円、長期借入金が443百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ588百万円増加し、16,402百万円となりました。これは主に四半期純利益が858百万円となり、剰余金の配当が135百万円となったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ3,150百万円減少し、3,049百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果使用した資金は936百万円(前年同四半期は707百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益1,126百万円、減価償却費757百万円があった一方、売上債権の増加額1,179百万円、棚卸資産の増加額179百万円、仕入債務の減少額481百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は1,127百万円(前年同四半期は1,602百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出962百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果使用した資金は1,086百万円(前年同四半期は817百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出586百万円、配当金の支出135百万円があったことによるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の当社が会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。