【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの位置づけが、5月より5類に引き下げられることとなったことで、旅行・出張等の人の移動が活発になり、リモートワークから出社の割合を増やす企業も多く見受けられるようになるなど、経済活動は新型コロナウイルス感染拡大前の状況に向けて再開しつつあります。世界経済においては、米国における金融機関破綻や金利の高止まりによる景気の後退が懸念される他、ロシアによるウクライナ侵攻が継続していることによる資源価格の上昇など先行き不透明な状況がいまだに続いております。当社グループが属するインターネット業界・オンラインゲーム業界においては、大手企業を中心に「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」によりビジネスモデルや業界構造を大きく変化させる新たなデジタル化の流れが引き続き力強いものとなっております。デジタル化による新しい生活様式への対応などのニーズは底堅く、企業におけるIT投資も拡大し続けています。こうした経営環境の中、当社グループは「ザ・インターネットカンパニー」というビジョンのもと、「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」をミッションに掲げ、その実現に向けてWebソリューション事業・オンラインゲーム事業・デジタル人材育成派遣事業を展開し、DXの追い風のもと収益拡大を図っております。また、当社グループが成長戦略として掲げるM&A戦略も実現し、2022年1月にファンコミュニティサイトの企画・開発・運営事業を手掛ける株式会社ムービングクルーを、2022年7月にIT人材派遣事業及びWEB制作を手掛ける株式会社Y’sをそれぞれ完全子会社化し、デジタル人材の確保・育成と事業領域の拡大に取り組んでおります。以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、以下のとおりとなりました。売上高 2,012,313千円(前年同期比46.5%増)営業利益 105,707千円(前年同期比36.4%増)経常利益 105,498千円(前年同期比61.1%増)親会社株主に帰属する四半期純利益 62,606千円(前年同期比54.8%増)
当第1四半期連結累計期間におけるセグメント別の業績は次のとおりであります。なお、前第2四半期連結会計期間より、セグメントを従来の「Webソリューション事業」「オンラインゲーム事業」に、新たに「デジタル人材育成派遣事業」を加えた3つのセグメントに変更しております。以下の売上高及びセグメント損益の前年同期比は、前期首にセグメント変更があったものとみなして算定しております。
①
Webソリューション事業Webソリューション事業においては、顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによりロイヤリティループを形成し、継続受注や複合サービスの提供案件を順調に伸ばしてまいりました。また、その開発を担う若手の成長が事業拡大の重要課題と捉えており、責任あるポジションを経験させることで開発エンジニアとしての技能の向上を図り、それをまた新たな若手に繋げていくという循環により成長スパイラルを形成しております。その上で、Webソリューション事業は顧客のDX化を実現するパートナーとして新規案件の獲得にも積極的に取り組み業績を順調に拡大してまいりました。この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は837,147千円(前年同期比24.2%増)、セグメント利益は277,412千円(前年同期比42.2%増)となりました。
②
オンラインゲーム事業オンラインゲーム事業は、「自社ゲーム開発」においては、既存タイトルの各種イベント等により売上維持に努めてまいりました。また、「式姫Project」の新作ゲームタイトルの開発も来春のリリースに向けて鋭意進めております。「パートナーゲーム開発」においては、他社ゲーム開発の受託開発及び運営保守並びに運営移管したゲームの運営を行ってまいりました。4月には受託運営で請け負っていた株式会社マーベラスが提供する『千銃士:Rhodoknight』の運営に主体として参画するなどを行いました。また、かねてより開発及び運営を行っておりました大型のゲームタイトルである『UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)』につきましては、移管も完了し、新たな運営体制へ移行しております。運営移管タイトルについては運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を行い、原価の低減策を講じているものの、損益計画を下回る結果となりました。この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は716,716千円(前年同期比25.5%増)、セグメント損失は6,655千円(前年同期はセグメント利益24,745千円)となりました。
③
デジタル人材育成派遣事業
デジタル人材育成派遣事業は、これまで「Webソリューション事業」及び「オンラインゲーム事業」の両セグメントに含まれておりました、デジタル人材派遣事業の機能及び2022年7月に完全子会社化した株式会社Y’sを統合して新たに立ち上げた事業です。昨今のDX化に見られるように、急速に進むデジタルビジネスの進展とそれを支えるデジタル人材の需給ギャップは構造的な問題となっており、課題とされているデジタル人材不足に対するソリューションとして、機動的に対応できるように新たなセグメントとして区分いたしました。派遣人員の採用及び教育を積極的に行うことで、質の高いデジタル人員を顧客に提供してまいりましたが、採用・教育コストが売上に先行して発生することから、当第1四半期連結累計期間における売上高は458,450千円(前年同期比256.6%増)、セグメント利益は11,712千円(前年同期比52.7%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、4,047,234千円と前連結会計年度末に比べて151,274千円の減少となりました。流動資産は132,980千円減少し、3,153,072千円となりました。これは主に、現金及び預金の減少54,553千円、売掛金及び契約資産の減少64,552千円、未収入金の減少37,490千円等によるものです。固定資産は18,294千円減少し、894,162千円となりました。これは主に、のれんの償却等によるものです。
(負債)当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、1,881,550千円と前連結会計年度末に比べて195,654千円の減少となりました。これは主に、買掛金の減少40,056千円、未払金の増加14,096千円、未払法人税等の減少152,748千円、契約負債の増加14,727千円、未払消費税等の減少35,623千円、預り金の増加26,470千円、長期借入金の減少27,500千円等によるものです。
(純資産)当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、2,165,684千円と前連結会計年度末に比べて44,380千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が62,606千円増加した一方で、配当金の支払により利益剰余金が20,418千円減少したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は28,942千円です。なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
#C4174JP #アピリッツ #情報通信業セクター
