【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第2四半期連結累計期間(2023年2月1日~2023年7月31日)におきましては、混迷が長引くウクライナ情勢、インフレ抑制のための各国中央銀行による利上げや米国の金融不安などが世界経済の下押し圧力となりました。欧州では、エネルギー価格の低下によりインフレ率が鈍化したことで、消費者マインドは低水準ながらも緩やかな回復基調を見せました。米国では、米国債のデフォルトが回避された一方、政治の混乱を背景とした不透明感から個人消費は低水準となりました。中国では、移動制限措置が撤廃されて以降、経済活動の正常化は進んでいる一方で、個人消費は伸び悩んでおり、国内需要の低迷が依然危惧されております。日本では、外国人旅行客の増加など社会情勢の正常化が進み、賃上げや財政出動と金融政策の緩和継続などが、景気の回復を下支えした一方で、資源価格の高止まりと円安基調の中での原材料価格の上昇は、個人消費の回復を妨げる要因となっております。このような環境の下、当社グループは、廃プラスチック及び廃金属リサイクル事業に関する貿易取引を軸に事業規模の拡大に努めてまいりました。 当第2四半期連結累計期間においては、非鉄金属スクラップ加工(主にアルミニウム・銅・ステンレス等)会社等との大口取引が拡大し、加えて、新たに、国内大手鉄鋼商社との鉄スクラップ取引を開始したことから、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績におきましては、売上高は3,762,217千円(前年同期比107.18%増)、営業損失は161,361千円(前年同期は142,438千円の営業損失)、経常損失は126,027千円(前年同期は94,305千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は127,485千円(前年同期は111,205千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
当社のセグメント別の業績は以下のとおりです。 ①貿易事業 当社グループの収益性の改善及び安定的な収益の柱の構築を目的に、日用雑貨品及びその他製品の輸出取引に加え、ポリエチレンテレフタレート(PET)の輸入及びプラスチック再生製品、廃金属及び再生製品等の輸出入業務を行っております。また、前年度より、アルミニウムや銅を主体とする非鉄廃金属に関する輸出入貿易業務を開始いたしております。これら非鉄廃金属リサイクル事業に係る業界大手とのアライアンスを強化しつつ資源リサイクル等に積極的に取り組みながら、地球環境に配慮したカーボンニュートラルの実現に貢献してまいりました。
この結果、売上高は3,751,627千円(前年同期比108.99%増)、セグメント利益は150千円(前年同期は20,282千円のセグメント損失)となりました。
②アパレル事業アパレル事業につきましては、事業全体の見直し並びに事業の再構築を進めております。その一環として、既存の卸売事業構造を抜本的に見直す一方、自社が保有するブランドライセンスの認知度向上に注力して参りました。また、中国子会社を中心に展開している中国市場向けの自社ユニフォームブランドの企画・販売事業につきましては、中国本土におけるウイズコロナへの政策展開後も予断を許さない状況が依然続いており、本格的な回復には至っておりません。この結果、売上高は10,589千円(前年同期比40.34%減)、セグメント利益は1,581千円(前年同期は4,364千円のセグメント損失)となりました。
③不動産関連サービス事業不動産関連サービス事業につきましては、主に中華圏及び在日中国人顧客を対象としたインバウンド不動産事業(開発・売買・仲介業務等)を展開してまいりましたが、対象となる不動産市況の見通しのあやまりや顧客の購買 動向を掴み取ることができなかった結果、売上高の獲得には至らず(前年同期は3,034千円のセグメント売上)、セグメント損失は2,980千円(前年同期は983千円のセグメント利益)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて392,093千円減少し、1,603,416千円となりました。この主な原因は、商品及び製品が39,746千円増加したものの、現金及び預金が24,477千円、売掛金が168,561千円、前渡金が166,431千円、未収入金が7,293千円減少したこと等によるものであります。
(負債)当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて264,834千円減少し、476,082千円となりました。この主な原因は、その他流動負債が56,378千円増加したものの、買掛金が284,087千円、未払金が23,101千円、長期借入金が9,471千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて127,258千円減少し、1,127,333千円となりました。この主な原因は、利益剰余金が127,485千円減少したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて24,477千円減少し、400,813千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、支出した資金は、4,281千円(前年同期は282,813千円の支出)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純損失を128,159千円計上したこと、売上債権の減少額が168,746千円、前渡金の減少額が166,590千円、仕入債務の減少額が284,126千円となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は3,425千円(前年同期は49,210千円の支出)となりました。
これは主として、有形固定資産の取得による支出25,313千円、無形固定資産の取得による支出が5,300千円、出資金の回収による収入が27,249千円となったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は16,925千円(前年同期は134,777千円の獲得)となりました。
これは主として、長期借入金の返済による支出が8,023千円となったこと等によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、販売の実績に著しい変動がありました。その内容については「(1)業績の状況」に記載の通りであります。今後とも、国内外において、地球環境に配慮した非鉄金属スクラップ・廃棄物再生リサイクル事業の変革・発展に寄与してまいります。
