【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当社はコンテンツメーカーとして、オリジナリティあふれるゲームコンテンツ及びサービスの創出を行い、その魅力を様々な分野・プラットフォームを通じて世界中のお客様にお伝えすることに努めております。当第2四半期累計期間の製品部門におきましては、日本ファルコム創立40周年記念タイトル「英雄伝説 黎(くろ)の軌跡」や「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)」をPlayStation5/PlayStation4向けに販売したほか、「英雄伝説 閃(せん)の軌跡」シリーズや「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)スーパープライス」「イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)スーパープライス」などを販売しました。また、2022年12月には音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 SUPER ULTIMATE」を、2023年2月には「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-オリジナルサウンドトラック上巻・下巻」を発売しました。なお、Nintendo Switch自社参入タイトル第二弾「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」は2023年4月に発売し、第三弾「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス) for Nintendo Switch」は2023年6月に発売する予定です。そして「イース」シリーズ最新作、「イースⅩ-NORDICS-(ノーディクス)」をPlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch向けに鋭意制作中です。その結果、製品部門の当第2四半期累計期間の売上高は79百万円(前年同期比20.7%減)となりました。ライセンス部門におきましては、PlayStation5/PlayStation4向け「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」繁体字中国語版及び韓国語版を2022年10月に、PlayStation5向け「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」英仏語版を2022年11月に発売し、PlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向け「英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改」英語版を2023年3月に発売しました。また、Steam向け「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」繁体字中国語版及び韓国語版を2023年1月に、「英雄伝説 黎の軌跡」日本語版を2023年3月に発売しました。スマートフォン用アプリ「イース6 Online~ナピシュテムの匣(はこ)~」やオンラインストーリーRPG「英雄伝説 暁の軌跡」、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売のほか、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「東亰ザナドゥeX+」の英語版なども引き続き展開しております。2023年1月からTVアニメーション「The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War」の放映を行い、スマートフォン向け新作RPGの配信も決定しております。また、「英雄伝説 ガガーブトリロジー」のスマートフォン向けRPGゲームアプリの配信に関する契約を締結しました。その他、Nintendo Switch向け「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」繁体字中国語版及び韓国語版を2023年5月に、「東亰ザナドゥeX+ for Nintendo Switch」繁体字中国語版及び韓国語版を2023年7月に、PlayStation5向け「イースⅨ-Monstrum NOX-」英仏語版を2023年5月に発売する予定です。そして、PlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向けに「英雄伝説 創(はじまり)の軌跡」「那由多(なゆた)の軌跡」のそれぞれ英語版を展開する予定です。その結果、ライセンス部門の当第2四半期累計期間の売上高は1,059百万円(前年同期比28.6%増)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は1,138百万円(前年同期比23.2%増)、営業利益は703百万円(前年同期比32.4%増)、経常利益は685万円(前年同期比23.1%増)、四半期純利益は475百万円(前年同期比23.1%増)となりました。
(2) 財務状態の分析(総資産)当第2四半期会計期間末における総資産は、主に現金及び預金が401百万円増加したことに対し、売掛金が710百万円減少したことにより9,397百万円(前事業年度末比3.0%減)となりました。
(負債)当第2四半期会計期間末における負債は、主に買掛金が144百万円減少したこと、未払法人税等が265百万円減少したことにより300百万円(前事業年度末比65.2%減)となりました。
(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産は、配当金の支払い205百万円があったことに対し、四半期純利益を475百万円計上したことにより9,096百万円(前事業年度末比3.1%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して401百万円増加し、8,609百万円となりました。各キャッシュ・フローの主な状況は、次の通りであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果増加した資金は606百万円(前年同期は910百万円の増加)となりました。これは主として、売上債権の減少が676百万円、仕入債務の減少が144百万円、未払消費税等の減少が56百万円、税引前四半期純利益の計上が685百万円あったものの、法人税等の支払額が436百万円あったためであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果増加減少した資金はありません(前年同期は3百万円の減少)でした。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果減少した資金は204百万円(前年同期は204百万円の減少)となりました。これは配当金の支払いによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期累計期間における研究開発費の総額は、265百万円であります。なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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