【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当社はコンテンツメーカーとして、オリジナリティあふれるゲームコンテンツ及びサービスの創出を行い、その魅力を様々な分野・プラットフォームを通じて世界中のお客様にお伝えすることに努めております。当第1四半期累計期間の製品部門におきましては、日本ファルコム創立40周年記念タイトル「英雄伝説 黎(くろ)の軌跡」や「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)」をPlayStation5/PlayStation4向けに販売したほか、「英雄伝説 閃(せん)の軌跡」シリーズや「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)スーパープライス」「イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)スーパープライス」などを販売しました。また、2022年12月には音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 SUPER ULTIMATE」を発売しました。なお、Nintendo Switch自社参入タイトル第二弾「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」は2023年4月に、音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-オリジナルサウンドトラック上巻・下巻」を2023年2月に発売いたします。そして「イース」シリーズ最新作、「イースⅩ-NORDICS-(ノーディクス)」をPlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch向けに鋭意制作中です。その結果、製品部門の当第1四半期累計期間の売上高は62百万円(前年同期比57.3%増)となりました。
ライセンス部門におきましては、PlayStation5/PlayStation4向けに「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」繁体字中国語版及び韓国語版や、PlayStation5向けに「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」英仏語版を発売しました。また、スマートフォン用アプリ「イース6 Online~ナピシュテムの匣(はこ)~」やオンラインストーリーRPG「英雄伝説 暁の軌跡」、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売のほか、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版なども引き続き展開しております。その他、2023年1月からTVアニメーション「The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War」の放映を開始し、スマートフォン向け新作RPGの制作が決定しております。また、Steam向け「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」繁体字中国語版及び韓国語版を2023年1月に発売し、PlayStation5向け「イースⅨ-Monstrum NOX-」英仏語版を2023年5月に発売する予定です。そしてPlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向けに「英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改」「英雄伝説 創(はじまり)の軌跡」「那由多(なゆた)の軌跡:改」のそれぞれ英語版を展開する予定です。その結果、ライセンス部門の当第1四半期累計期間の売上高は312百万円(前年同期比7.9%減)となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高は375百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は171百万円(前年同期比12.1%減)、経常利益は151百万円(前年同期比25.3%減)、四半期純利益は104百万円(前年同期比25.3%減)となりました。
(2) 財政状態の分析 (総資産)当第1四半期会計期間末における総資産は、主に現金及び預金が186百万円増加したことに対し、売掛金の減少が853百万円あったことにより9,043百万円(前事業年度末比6.7%減)となりました。
(負債)当第1四半期会計期間末における負債は、主に買掛金が140百万円減少したこと、未払法人税等が392百万円減少したことにより316百万円(前事業年度末比63.3%減)となりました。
(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産は、主に配当金の支払い205百万円があったことに対し、四半期純利益を104百万円計上したことにより8,726百万円(前事業年度末比1.1%減)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期累計期間における研究開発活動により発生した金額は、123百万円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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