【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績に関する状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、アフターコロナへの転換に伴い、社会経済活動の正常化が進む中、各種政策の効果もあり、雇用・所得環境が改善する等、総体的に緩やかな回復基調にあるものの、世界的な金融引締め等による海外景気の下振れや物価上昇、金融資本市場の変動等の影響による景気の下押しリスクも大きく、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが関係する安全機材業界及びサインメディア業界におきましては、自然災害からの復興や国土強靭化への対応などにより公共事業投資が底堅く推移するとともに、民間設備投資においても持ち直しの動きが続いているものの、原材料やエネルギーコストの高騰等による業績への影響はますます拡大傾向にあり、引き続き慎重な動きで推移いたしました。
このような状勢のもと、当社グループは収益力の更なる向上に向け、顧客ニーズに沿ったレンタル事業及びサインメディア事業の営業促進を進めるとともに各種経営リソースの強化や物流システムの効率化、ブロック経営を基点としての営業拠点ネットワーク網の一層の連携機能促進並びにグループ企業間におけるシナジーの発揮など、総合力強化へと取り組みを進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,914百万円(前年同四半期比16.5%増)、営業利益は306百万円(前年同四半期比23.9%増)、経常利益は312百万円(前年同四半期比22.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は197百万円(前年同四半期比20.1%増)となりました。
②財政状態に関する状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は20,598百万円で、前連結会計年度末に比べ329百万円の増加となりました。主な要因は現金及び預金が134百万円の増加、受取手形及び売掛金が89百万円の減少、商品が367百万円の増加等によるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は10,555百万円で、前連結会計年度末に比べ362百万円の増加となりました。主な要因は支払手形及び買掛金が150百万円の増加、長期借入金が136百万円の増加等によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産につきましては、その他有価証券評価差額金が47百万円の増加、利益剰余金が82百万円の減少となりました。その結果、純資産合計は、前連結会計年度末に比べ33百万円減少し、10,043百万円となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。