【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年5月1日~2022年10月31日)における我が国の経済は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いておりますが、各種イベントでも人数制限が緩和されるなど人流や経済も回復基調にあります。
このような中、当社グループでは、前年の東京2020オリンピック・パラリンピックや助成金の事務局案件の反動の影響はありましたが、主力事業であるイベント領域においては、リアルイベントへの回帰により売上高・利益ともに堅調に推移したほか、ワクチン関連のBPO案件なども引き続き業績へ貢献しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高8,328百万円(前年同期比19.0%減)、売上総利益2,082百万円(前年同期比11.2%減)、営業利益1,026百万円(前年同期比26.7%減)、経常利益1,027百万円(前年同期比27.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益668百万円(前年同期比28.1%減)となりました。
なお、当社グループはプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
②財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は9,295百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,241百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が2,102百万円減少したことによるものであります。固定資産は1,238百万円となり、前連結会計年度末に比べ78百万円増加いたしました。これは主に、投資その他の資産が74百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、10,534百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,162百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,504百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,453百万円減少いたしました。これは主に、買掛金が1,011百万円、未払法人税等が754百万円減少したことによるものであります。固定負債は427百万円となり、前連結会計年度末に比べ10百万円増加いたしました。これは主に、役員退職慰労引当金が4百万円、退職給付に係る負債が5百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、2,931百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,443百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は7,602百万円となり、前連結会計年度末に比べ281百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益668百万円を計上したことによるものと、剰余金の配当407百万円により、利益剰余金が261百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は72.0%(前連結会計年度末は57.6%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金の減少1,636百万円、投資活動による資金の減少137百万円、財務活動による資金の減少407百万円により、前連結会計年度末と比較して2,180百万円減少し、3,717百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の減少は1,636百万円(前年同期は685百万円の減少)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益1,027百万円、売上債権の減少額302百万円等による資金の増加があった一方で、仕入債務の減少額1,011百万円、未成業務支出金の増加額148百万円、法人税等の支払額1,118百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は137百万円(前年同期は99百万円の減少)となりました。主な要因は、関係会社株式の取得による支出50百万円、定期預金の純増加額45百万円、敷金及び保証金の差入による支出33百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は407百万円(前年同期は108百万円の減少)となりました。これは、配当金の支払額407百万円による資金の減少があったことによるものです。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
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