【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和される中で、個人消費や企業の生産活動を中心に持直しの動きが継続しておりますが、新たな変異株による感染再拡大や半導体不足、エネルギー価格の高騰など、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移しております。世界経済につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和される中で、先進国を中心に持直しの動きが継続しておりますが、長期化する米中貿易摩擦、ウクライナ情勢などの地政学的リスクに加え、米国や欧州のインフレや金融引締めなど、国内と同様に景気の先行きは不透明な状況で推移しております。当社グループの主要得意先である自動車関連企業につきましては、前年に比べ生産台数が増加傾向で推移しておりますが、半導体の供給不足などによる生産調整の影響が引続き懸念されております。このような経済環境のもとで当社グループは、2024年4月期を最終年度として策定いたしました新たな中期経営計画に基づき、創業以来培ってきた「接合」技術をコアコンピタンスとして、FAシステム・生産設備などのメーカー機能とグローバルネットワークを有する商社機能に、さらにシステムインテグレーター機能を掛け合わせることにより、スピード化・多様化する顧客ニーズの変化に柔軟に対応できる取組みを進めております。この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は262億2千2百万円と前年同四半期に比べ11億1千2百万円(4.4%)の増収となり、営業利益は13億7千2百万円と前年同四半期に比べ5億2千2百万円(61.5%)、経常利益は14億7千9百万円と前年同四半期に比べ4億6千6百万円(46.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別利益に固定資産売却益2億1千9百万円、特別損失に減損損失2億8千1百万円を計上したことなどにより、8億8千7百万円と前年同四半期に比べ2億2千8百万円(34.6%)のそれぞれ増益となりました。セグメントの経営成績は、次のとおりであります。(日本)日本につきましては、電気機器関連企業向け生産設備の売上が増加したこと、また円安効果なども加わり、売上高は208億4千3百万円と前年同四半期に比べ15億3千9百万円(7.9%)の増収となり、営業利益は7億8千9百万円と前年同四半期に比べ4億8千4百万円(158.8%)の増益となりました。(北米)北米につきましては、自動車関連企業向け自社製品の売上が減少したものの、生産設備の売上が増加したことなどにより、売上高は32億5千7百万円と前年同四半期に比べ2千4百万円(0.7%)の増収となり、商標権などの償却額が減少したことなどにより、営業利益は4億4千4百万円と前年同四半期に比べ3千3百万円(8.1%)の増益となりました。(中国)中国につきましては、上海市のロックダウンの影響などにより、売上高は20億4千3百万円と前年同四半期に比べ5千8百万円(△2.7%)の減収となり、営業利益は5千3百万円と前年同四半期に比べ3百万円(△6.6%)の減益となりました。
(東南アジア)東南アジアにつきましては、自動車関連企業向け自社製品の売上が増加したものの、生産設備の売上が減少したことなどにより、売上高は11億4千5百万円と前年同四半期に比べ1億3千6百万円(△10.6%)の減収となりましたが、営業利益は7千9百万円と前年同四半期に比べ2千万円(34.7%)の増益となりました。
(2) 財政状態(総資産)当第3四半期連結会計期間末における総資産は304億8千6百万円と前連結会計年度末に比べ5億4千5百万円増加いたしました。その主な要因は、流動資産の受取手形、売掛金及び契約資産の減少11億5千万円および固定資産の有形固定資産の減少3億5千8百万円、無形固定資産ののれんの減少3億9千3百万円などがあったものの、流動資産の現金及び預金の増加6億4千9百万円、電子記録債権の増加4億3千6百万円、商品及び製品の増加2億6千万円、仕掛品の増加4億4百万円、原材料の増加3億9千2百万円およびその他の増加2億5千万円などがあったためであります。(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債は120億9千9百万円と前連結会計年度末に比べ4億3千4百万円減少いたしました。その主な要因は、流動負債の支払手形及び買掛金の増加1億5千万円および賞与引当金の増加1億3千8百万円などがあったものの、流動負債の電子記録債務の減少5億9千8百万円および固定負債の長期借入金の減少2億3千3百万円などがあったためであります。(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産は183億8千6百万円と前連結会計年度末に比べ9億8千万円増加いたしました。その主な要因は、株主資本の利益剰余金の増加5億4千3百万円およびその他の包括利益累計額の為替換算調整勘定の増加3億5千3百万円などがあったためであります。
(3) 資本の財源および資金の流動性当社グループの資金需要の主なものは、商品および原材料などの購入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費などの運転資金および有形固定資産、無形固定資産などの設備資金であり、自己資金のほか必要に応じて金融機関からの借入れにより調達しております。運転資金については、当社および国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、各社における余剰資金を当社へ集中し一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。また、取引銀行1行とコミットメントライン契約および取引銀行5行と当座貸越契約を締結しており、資金の流動性を確保しております。
(4) 経営方針、経営戦略および対処すべき課題等当第3四半期連結累計期間において、経営方針、経営戦略および対処すべき課題等について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億6千8百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
