【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境が改善するもとで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されますが、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、また、物価上昇、金融資本市場の変動の影響に十分注意する必要があります。
このような経済状況のもと、当社グループにおいては、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルの企画、開発、リリース、運用、改善の工程(サービス・ライフサイクル)において、品質コンサルティング、ゲームデバッグ、ソフトウェア第三者検証、環境構築・移行サポート、モニタリング、カスタマーサポート、不正対策、BPRサポート等を提供するサービス・ライフサイクルソリューション事業をグローバルで推進しております。当第2四半期連結累計期間においては、ポールトゥウィン株式会社では、顧客ニーズへの対応力向上、従業員の働く環境整備のため、3月に東京都内6センターを集約して秋葉原センターを開設し、株式会社MIRAIt Service Design及び株式会社Ninjastarsも同センターへ入居いたしました。5月にメタバース関連サービスを提供する子会社として、株式会社ADOORを設立いたしました。PTWジャパン株式会社では、顧客へのサービス力向上、経営資源の集約と効率化のため、7月に株式会社デルファイサウンドを吸収合併いたしました。株式会社CREST、株式会社SANETTY Produce及び株式会社キュービストは、メディア・コンテンツ業務のシナジー向上、経営資源集約のため、2月に株式会社CRESTを存続会社として吸収合併し、株式会社HIKEへ商号変更いたしました。各子会社において、積極的な人材採用・育成、事業拠点の新設・拡大を進めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は22,340,757千円(前年同期比13.6%増)、営業利益は491,934千円(同63.6%減)、経常利益は422,425千円(同74.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は△354,615千円(前年同期は161,777千円の利益)となりました。
業務の種類ごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 国内ソリューション
当業務では、国内子会社において、ゲーム市場向けには、デバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援に関するサービス提供を行っております。Tech市場向けには、ソフトウェア第三者検証、環境構築、サーバー監視、データセンター運営、キッティングに関するサービス提供を行っております。Eコマース市場向けには、モニタリング、カスタマーサポートに関するサービス提供を行っております。Eコマース市場向けサービスでは、主にデータアノテーション(タグ付け)やQRコード決済に関する業務が拡大し、ゲーム市場向けサービスでは、一部顧客の開発スケジュールの影響による受注減少がありました。また、人材定着のためのスタッフの正社員化・雇用化、受注拡大に備えたTech分野人材先行採用、センター統合整備、ITシステム刷新を進めております。この結果、国内ソリューションの売上高は12,739,708千円(前年同期比0.7%増)となりました。
② 海外ソリューション
当業務では、在外子会社において、デバッグ、ローカライズ、音声収録、カスタマーサポート、製品開発サポート、グラフィック開発に関するサービスを行っております。主に一部顧客の音声収録の売上が減少いたしましたが、円安により売上が増加いたしました。また、事業拡大のための幹部人材、営業人材、開発人材の採用、さまざまな地域でスタッフを確保するために現地法人設立を推進しております。この結果、海外ソリューションの売上高は6,350,047千円(前年同期比11.3%増)となりました。
③ メディア・コンテンツ
当業務では、主に国内子会社において、「IP360°展開」を主軸にアニメ制作、ゲームパブリッシング、グラフィック開発、マーケティング支援、バリアフリー字幕・音声ガイド制作に関するサービスを行っております。当第1四半期連結累計期間より、株式会社アクアプラスの業績が連結され、アプリゲーム「うたわれるもの ロストフラグ」等の売上が寄与しております。ゲーム開発については、他社との共同開発にも取り組んでおり、出資した製作委員会からのレベニューシェアがありました。また、株式会社HIKEでは、アニメ制作の受注を推進するとともに、制作能力拡大のためのスタジオ開設、人材採用・育成投資を進めております。この結果、メディア・コンテンツの売上高は3,251,001千円(前年同期比148.7%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
① 資産の部
流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,552,232千円(7.7%)減少し、18,692,107千円となりました。これは、主に受取手形、売掛金及び契約資産が507,136千円、仕掛品が297,995千円、その他(前払費用等)が280,847千円増加したものの、現金及び預金が2,644,980千円減少したこと等によります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて564,428千円(7.8%)増加し、7,779,805千円となりました。これは、主にのれんが484,564千円減少し、貸倒引当金が193,862千円増加したものの、建物及び構築物が145,888千円、工具、器具及び備品が211,655千円、ソフトウエアが395,250千円、投資有価証券が107,763千円、敷金及び保証金が199,166千円、その他(長期未収入金等)が168,716千円増加したこと等によります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて987,804千円(3.6%)減少し、26,471,912千円となりました。
② 負債の部
流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,279,278千円(14.8%)増加し、9,943,454千円となりました。これは、主に1年内返済予定の長期借入金が206,238千円、未払金が110,261千円減少したものの、短期借入金が1,000,000千円、未払法人税等が239,032千円、未払費用が118,987千円、その他(前受金等)が217,348千円増加したこと等によります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて30,207千円(2.7%)減少し、1,072,183千円となりました。これは、主に繰延税金負債が29,574千円減少したこと等によります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,249,071千円(12.8%)増加し、11,015,637千円となりました。
③ 純資産の部
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,236,875千円(12.6%)減少し、15,456,274千円となりました。これは、主に為替換算調整勘定が541,400千円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び配当金の支払い等により利益剰余金が914,508千円減少し、自己株式が1,849,010千円増加したこと等によります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して2,644,980千円減少し、8,547,793千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、177,754千円(前第2四半期連結累計期間は980,172千円)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益130,463千円、減価償却費374,245千円、減損損失316,677千円、のれん償却額167,886千円、貸倒引当金の増減額201,863千円、未収入金の増減額△162,543千円、未払金の増減額△456,830千円、未払消費税等の増減額△108,934千円、法人税等の支払額△218,839千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、△1,367,174千円(前第2四半期連結累計期間は△884,233千円)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出△713,894千円、無形固定資産の取得による支出△384,707千円、投資有価証券の取得による支出△154,674千円、敷金及び保証金の差入による支出△299,425千円、敷金及び保証金の回収による収入132,779千円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、△1,647,535千円(前第2四半期連結累計期間は△821,929千円)となりました。主な要因は、短期借入金の増減額1,000,000千円、長期借入金の返済による支出△224,026千円、配当金の支払額△559,892千円、自己株式の取得による支出△1,863,617千円等であります。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
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