【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類へと移行したことに伴い、経済活動の正常化に向けた動きが一段と進展しましたが、一方では引き続きロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスクや、欧米諸国を中心とした政策金利の引き上げなどが世界経済の下振れリスクとなっており、先行きについては不透明な状況が続いております。
当社グループにおきましては、プリント基板分野において前期の受注残高を順調に売上高へと繋げ、中国においても電子部品実装需要が好調に推移しました。一方ではパソコンやスマートフォンなどの主要な民生機器需要、及びデータセンター投資も減速したことから足元では半導体向けパッケージ基板の需要が減少し関連する当社装置の受注実績が減速しております。
このような環境のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は84億80百万円(前年同期比19.9%増)となり、営業利益は8億96百万円(前年同期比61.7%増)、経常利益は9億98百万円(前年同期比108.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億6百万円(前年同期比115.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(電子機器部品製造装置)
プリント基板分野では、前期の高水準の受注残高を順調に売上高へ繋げたことから売上高は前年同期並みとなりましたが、足元の設備需要は減速しております。
液晶関連分野におきましても、巣ごもり需要の終了に伴う液晶パネル需要の減少からパネルメーカーの生産調整が続いております。売上高は大型の液晶パネル製造装置を販売したことにより増加しましたが、他社との競合関係、原材料価格の高騰等から利益率は低下いたしました。
その結果、売上高は21億15百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は2億49百万円(前年同期比27.2%減)となりました。
(ディスプレイ及び電子部品)
自動車向け印刷製品は、顧客の生産調整が影響し前年同期と比較して売上高は減少いたしました。工作機械及び産業用機械向け操作パネルについては、電子部品等の部材の調達難が部分的に解消され売上高は前年同期と比較し増加いたしましたが、足元では顧客の先行発注の動きが鈍化しております。
連結子会社であるJPN,INC.は、顧客の生産調整の動きがあり前年同期と比較して減収減益となりました。上海賽路客電子有限公司につきましては、電子部品実装需要が好調に推移したことや、前年同期は中国上海市におけるロックダウンの影響もあったことから前年同期と比較し増収増益となりました。
その結果、売上高は63億59百万円(前年同期比26.4%増)、営業利益は6億46百万円(前年同期比204.4%増)となりました。
② 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ2億87百万円減少の159億50百万円となりました。
流動資産は、101億41百万円となり前連結会計年度末と比べ3億58百万円減少いたしました。これは現金及び預金が3億3百万円、棚卸資産が2億36百万円それぞれ増加したものの、受取手形及び売掛金が8億28百万円減少したことなどによるものであります。
固定資産は、58億9百万円となり前連結会計年度末と比べ70百万円増加いたしました。これは投資その他の資産合計が86百万円増加したことなどによるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比べて11億83百万円減少の76億32百万円となりました。
流動負債は、49億72百万円となり前連結会計年度末と比べ9億84百万円減少いたしました。これは短期借入金が1億4百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が7億81百万円、前受金が2億89百万円それぞれ減少したことなどによるものであります。
固定負債は、26億60百万円となり前連結会計年度末と比べ1億99百万円減少いたしました。これは長期借入金が2億10百万円減少したことなどによるものであります。
純資産は、83億18百万円となり前連結会計年度末と比べ8億95百万円増加いたしました。これは剰余金の配当を81百万円実施したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を8億6百万円計上し、利益剰余金が7億24百万円増加したこと、為替換算調整勘定が1億73百万円増加したことなどによるものであります。
この結果、自己資本比率は52.1%になりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億13百万円減少し、21億78百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は6億26百万円(前年同期は3億93百万円の使用)となりました。主な増加要因は税金等調整前四半期純利益9億99百万円、売上債権の減少額8億88百万円であり、主な減少要因は仕入債務の減少額8億35百万円、前受金の減少額2億89百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は11億28百万円(前年同期比251.8%増加)となりました。主な減少要因は定期預金の預入による支出12億97百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は2億29百万円(前年同期は67百万円の獲得)となりました。主な減少要因は長期借入金の返済による支出2億10百万円、配当金の支払額81百万円であります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は59百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
