【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の各種行動制限が段階的に緩和され、経済活動の正常化が進みました。一方で、長期化するロシア・ウクライナ情勢に伴う資源価格の高騰や供給面での変動など、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。
主要取引先である建設機械業界においては、前期に引き続き需要が堅調に推移いたしました。このような環境下、当社グループは引き続き感染症対策に努めながら、保有している生産能力を最大限に活用し、製品需要に対応してまいりました。
その結果、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営成績は、下記のとおりとなりました。
当第3四半期連結累計期間は、売上高99億11百万円(前年同期比18.3%増、15億33百万円増)、営業利益7億52百万円(前年同期比30.6%減、3億31百万円減)、経常利益8億34百万円(前年同期比25.2%減、2億81百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億10百万円(前年同期比21.4%減、1億66百万円減)となりました。
売上高におきましては、販売価格の見直しが進んでいることから前年同四半期と比較して増加いたしました。収益面では、解散予定の在外連結子会社の設備売却による特別利益が発生しましたが、国内では原材料・エネルギー価格等の上昇が続いていることなどから、前年同四半期と比較して営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が減少いたしました。
主要な事業部門別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、事業部門別に区分して記載しております。
「建設機械部門」 建設機械部門の売上高は、94億72百万円(前年同期比20.0%増、15億75百万円増)となりました。
「自動車関連部門」 自動車関連部門の売上高は、94百万円(前年同期比8.0%減、8百万円減)となりました。
「産業機械部門」 産業機械部門の売上高は、91百万円(前年同期比5.8%減、5百万円減)となりました。
「その他部門」
その他部門の売上高は、2億53百万円(前年同期比10.3%減、28百万円減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ2億63百万円減少し、160億98百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1億27百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が2億20百万円、有形固定資産その他が1億79百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べ8億15百万円減少し、22億12百万円となりました。これは主に、未払法人税等が3億83百万円、流動負債その他が2億97百万円、賞与引当金が1億5百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べ5億51百万円増加し、138億85百万円となりました。これは主に、利益剰余金が4億74百万円、その他有価証券評価差額金が81百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。