【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当社グループは、事業内容をより適正に表示するため、第1四半期連結会計期間より従来の報告セグメントのうち、「XR事業(VR、AR、MR等)」と「ブロックチェーン事業」を「メタバース事業」として再整理しております。
今後は、「モバイルオンラインゲーム事業」及び「メタバース事業」の2セグメントにおいて、事業基盤の強化及び収益力の向上に取り組んでまいります。
当第2四半期連結累計期間の売上高は8,308,151千円(前年同期比3.2%減)、営業利益は423,293千円(前年同期は1,573,396千円の営業損失)、経常損失は37,265千円(前年は2,861,046千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は55,215千円(前年同期は4,359,314千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
当第2四半期連結累計期間のセグメントごとの状況は次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの見直しを行い、「XR事業(VR、AR、MR等)」と「ブロックチェーン事業」を「メタバース事業」として再整理ししたため、前年同期比較は報告セグメント見直し後の数値に組み替えて記載しております。
(モバイルオンラインゲーム事業)
売上高に関しては、前連結会計年度に配信を開始した複数タイトルの売上寄与があったものの、その他主力タイトルにおいて配信期間の経過により売上が減少したことに伴い、前年同期比で減収となりました。
営業利益に関しては、開発・運用体制の適正化による人件費及び外注費の減少に加え、複数の受託タイトルを開発ポートフォリオに組み入れる等の様々な取り組みが奏功し、前年同期比で増益となりました。
この結果、売上高は8,081,308千円(前年同期比4.7%減)、営業利益は505,829千円(前年同期は1,586,935千円の営業損失)となりました。
(メタバース事業)
メタバース事業に関しては、当該事業を取り巻く法令及び行政の対応等を踏まえつつ、国内外の有力企業への投資を通じ、早期の収益化を目指しております。
当連結会計年度においては、複数の有力チェーンにおけるノード運営及びブロックチェーンコンテンツの開発・提供にかかる売上寄与等により、前年同期比で増収となりました。
営業利益に関しては、将来の収益基盤の構築を図るべくブロックチェーンゲーム開発への投資を強化したこと等により、前年同期比で減益となりました。
この結果、売上高は226,842千円(前年同期比124.8%増)、営業損失は82,535千円(前年同期は13,538千円の営業利益)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の総資産は19,818,708千円となり、前連結会計年度末比1,455,999千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加及びソフトウエア仮勘定の増加によるものであります。
負債合計は9,326,094千円となり、前連結会計年度末比1,047,747千円増加いたしました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)及び社債(1年内償還予定の社債含む)の増加によるものであります。
純資産は10,492,614千円となり、前連結会計年度末比408,252千円増加いたしました。なお、自己資本比率は49.4%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末6,302,742千円に比べ724,536千円増加し、7,027,278千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は162,062千円(前年同期は1,730,251千円の支出)となりました。収入の主な内訳は、暗号資産評価損350,033千円、売上債権及び契約資産の減少額219,184千円及び前払費用の減少額257,927千円、支出の主な内訳は、未収入金の増加額847,281千円及び税金等調整前四半期純損失264,816千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は782,679千円(前年同期は976,189千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、投資事業組合からの分配による収入537,943千円、支出の主な内訳は、無形固定資産の取得による支出801,297千円及びその他の関係会社有価証券の取得による支出407,910千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,227,124千円(前年同期は1,417,107千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入3,888,000千円及び社債の発行による収入493,710千円、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出3,154,604千円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数に著しい増減はありません。
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