【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析当社グループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため、新しい未来のテレビ「ABEMA」への投資をしつつ、当第2四半期連結累計期間における売上高は363,235百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は17,531百万円(前年同期比61.5%減)、経常利益は17,891百万円(前年同期比60.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,898百万円(前年同期比83.1%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①メディア事業メディア事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」、「Ameba」等が属しております。 新しい未来のテレビ「ABEMA」及び周辺事業が増収を牽引し、売上高は66,960百万円(前年同期比27.9%増)、第1四半期の「FIFA ワールドカップ」の配信等により、営業損益は9,956百万円の損失計上(前年同期間5,804百万円の損失計上)となりました。
②インターネット広告事業インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部、㈱CyberZ等が属しております。新規開拓が貢献したことにより堅調に推移し、売上高は195,871百万円(前年同期比6.0%増)、営業損益は9,938百万円の利益計上(前年同期比24.8%減)となりました。
③ゲーム事業ゲーム事業には、㈱Cygames、㈱Colorful Palette、㈱サムザップ、㈱アプリボット等が属しております。主力タイトルの周年記念が奏功しつつも、売上高は103,061百万円(前年同期比19.1%減)、営業損益は20,414百万円の利益計上(前年同期比47.0%減)となりました。
④投資育成事業投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、㈱サイバーエージェント・キャピタルにおけるファン ド運営等が属しており、売上高は1,217百万円(前年同期比63.5%減)、営業損益は356百万円の利益計上(前年同期比84.5%減)となりました。
⑤その他事業その他事業には、㈱マクアケ、㈱リアルゲイト、㈱ゼルビア等が属しており、売上高は14,775百万円(前年同期比13.9%増)、営業損益は296百万円の利益計上(前年同期比18.1%減)となりました。
(2) 財政状態の分析(総資産)当第2四半期連結会計期間末における総資産は428,812百万円(前連結会計年度比45,114百万円の増加)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の発行によるものであります。(負債)当第2四半期連結会計期間末における負債は205,219百万円(前連結会計年度比44,435百万円の増加)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の発行によるものであります。(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産は223,593百万円(前連結会計年度比678百万円の増加)となりました。これは、主に非支配株主持分の増加によるものであります。(自己資本比率)当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は32.7%(前連結会計年度比4.9ポイント減)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて17,246百万円増加し、185,281百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは14,080百万円の増加(前年同期間は10,887百万円の増加)となりました。これは、主に利益の計上及び法人税等の支払によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは12,012百万円の減少(前年同期間は10,371百万円の減少)となりました。これは、主に固定資産の取得によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは15,410百万円の増加(前年同期間は4,587百万円の減少)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の発行及び償還によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4,439百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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