【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績当第1四半期連結累計期間(2022年10月1日~2022年12月31日)における景気の動向は、緩やかに持ち直しの動きがみられたものの、依然として不透明な状況で推移しました。このような環境の中、中期経営計画のテーマ「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」に取り組んでおります。その結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高16,208百万円(前年同期比4.1%増)、営業利益3,329百万円(同20.0%増)、経常利益3,356百万円(同18.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,180百万円(同37.7%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。①化粧品事業化粧品事業は、売上高13,086百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益3,457百万円(同15.2%増)となりました。②医薬・食品事業医薬・食品事業は、売上高2,788百万円(前年同期比6.1%増)、セグメント利益407百万円(同11.7%増)となりました。③その他の事業その他の事業は、売上高332百万円(前年同期比75.7%増)、セグメント利益49百万円(同109.4%増)となりました。
(2)財政状態当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4,916百万円減少し、71,865百万円となりました。主に、現金及び預金が5,603百万円減少したことによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ1,258百万円増加し、25,655百万円となりました。主に、流動負債(その他)が1,101百万円増加したことによるものです。純資産は、前連結会計年度末に比べ6,175百万円減少し、46,209百万円となりました。主に、前期末配当7,343百万円による減少と、親会社株主に帰属する四半期純利益1,180百万円により、利益剰余金が6,163百万円減少したことによるものです。この結果、自己資本比率は63.8%となりました。
(3)キャッシュ・フロー当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5,603百万円減少し、23,927百万円となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動による資金の増加は2,163百万円(前年同期比124百万円の収入減)となりました。主に、増加要因として、税金等調整前四半期純利益3,356百万円、減少要因として、売上債権の増加1,049百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動による資金の減少は318百万円(前年同期比30百万円の支出増)となりました。主に、無形固定資産の取得による支出164百万円、有形固定資産の取得による支出154百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動による資金の減少は7,298百万円(前年同期比163百万円の支出増)となりました。主に、配当金の支払7,270百万円によるものであります。
(4)優先的に対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、239百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。