【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期累計期間における我が国経済は、景気が緩やかに回復しているものの、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、今後の金融市場の変動等に注意が必要な状況が続いております。一方、各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やOpenAIにより発表されたChatGPTに代表される大規模言語モデル(LLM)に関する我が国の関心の高まり等はAIアルゴリズム実装に対する需要を高めていると考えております。当社においてもこのような需要を取り込み、売上高は前年同期比で増収となりました。利益面では、採用強化に伴う採用費・人件費の増加により、前年同期比で減益となりました。この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高は660,060千円(前年同期比1.3%増)、営業利益は26,668千円(前年同期比66.1%減)、経常利益は26,495千円(前年同期比67.1%減)、四半期純利益は18,050千円(前年同期比65.5%減)となりました。なお、当社はAIアルゴリズム事業を主たる事業とする単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
(2) 財政状態の状況(資産の部)当第1四半期会計期間末における流動資産は909,877千円となり、前事業年度末に比べ2,780千円減少いたしました。これは主に売上高の増加に伴い売掛金が10,305千円増加した一方で、未払法人税等の支払等により現金及び預金が10,758千円減少したこと、前払費用の減少等によりその他流動資産が2,308千円減少したこと等によるものであります。また、当第1四半期会計期間末における固定資産は13,413千円となり、前事業年度末に比べ174千円増加いたしました。これはパソコンを購入したことにより有形固定資産が273千円増加したこと等によるものであります。この結果、当第1四半期会計期間末における資産合計は923,291千円となり、前事業年度末に比べ2,605千円減少しております。(負債の部)当第1四半期会計期間末における流動負債は281,261千円となり、前事業年度末に比べ20,486千円減少いたしました。これは主に外注原価の減少により買掛金が1,385千円減少し、未払法人税等の支払により未払法人税等が23,066千円減少した一方で、未払金や未払費用の増加によりその他流動負債が4,560千円増加したこと等によるものであります。また、当第1四半期会計期間末における固定負債は16,028千円となり、前事業年度末に比べ1,788千円減少しました。これは1年内返済予定の長期借入金への振替により長期借入金1,788千円が減少したことによるものであります。この結果、当第1四半期会計期間末における負債合計は297,289千円となり、前事業年度末に比べ22,274千円減少いたしました。(純資産の部)当第1四半期会計期間末における純資産合計は626,002千円となり、前事業年度末に比べて19,669千円増加しました。これは四半期純利益の計上等により、利益剰余金が18,050千円増加したこと等によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第1四半期累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因当第1四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性について当第1四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての重要な変更はありません。
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