【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いてきたこともあり、景気が緩やかに持ち直してきております。ただ、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっており、今後の金融市場の変動等に注意が必要な状況が続いております。一方、新型コロナウイルス感染症の影響をきっかけに進んだリモートワークの推進や各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、感染症の影響が落ち着いても止まることなく、AIアルゴリズム実装に対する需要を高めていると考えております。当社においても、このような需要の高まりを取り込み、また、営業体制強化・継続的業務改善に取り組むことにより、当社サービスの拡大に繋げることができました。この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は1,980,258千円(前年同期比27.9%増)、営業利益は204,464千円(前年同期比32.5%増)、経常利益は205,740千円(前年同期比39.9%増)、四半期純利益は134,004千円(前年同期比39.3%増)となりました。なお、当社はAIアルゴリズム事業を主たる事業とする単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
(2) 財政状態の状況(資産の部)当第3四半期会計期間末における流動資産は875,544千円となり、前事業年度末に比べ33,121千円増加いたしました。これは主に営業活動による収入等により現金及び預金が20,013千円増加し、また、売上高の増加に伴い売掛金が31,001千円増加した一方で、未収還付法人税等の還付等によりその他流動資産が17,606千円減少したこと等によるものであります。また、当第3四半期会計期間末における固定資産は16,389千円となり、前事業年度末に比べ755千円増加いたしました。これはパソコンを購入したことにより有形固定資産が1,761千円増加した一方で、敷金及び保証金の費用化等により投資その他の資産が1,005千円減少したこと等によるものであります。この結果、当第3四半期会計期間末における資産合計は891,934千円となり、前事業年度末に比べ33,877千円増加しております。(負債の部)当第3四半期会計期間末における流動負債は304,338千円となり、前事業年度末に比べ87,949千円減少いたしました。これは主に外注原価の増加により買掛金が24,431千円増加した一方で、未払法人税等が支払により38,732千円減少したこと、未払金や未払消費税等の支払によりその他流動負債が59,711千円減少したこと等によるものであります。また、当第3四半期会計期間末における固定負債は19,604千円となり、前事業年度末に比べ14,478千円減少いたしました。これは1年内返済予定の長期借入金への振替により長期借入金が14,478千円減少したことによるものであります。この結果、当第3四半期会計期間末における負債合計は323,942千円となり、前事業年度末に比べ102,427千円減少いたしました。(純資産の部)当第3四半期会計期間末における純資産合計は567,991千円となり、前事業年度末に比べて136,304千円増加いたしました。これは四半期純利益の計上により、利益剰余金が134,004千円増加したこと等によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第3四半期累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性について当第3四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての重要な変更はありません。
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