【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いてきたこともあり、景気が緩やかに持ち直してきております。ただ、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっており、今後の金融市場の変動等に注意が必要な状況が続いております。一方、新型コロナウイルス感染症の影響をきっかけに進んだリモートワークの推進や各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、感染症の影響が落ち着いても止まることなく、AIアルゴリズム実装に対する需要を高めていると考えております。当社においても、このような需要の高まりを取り込み、また、営業体制強化・継続的業務改善に取り組むことにより、当社サービスの拡大に繋げることができました。この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は1,300,699千円(前年同期比35.8%増)、営業利益は146,625千円(前年同期比93.2%増)、経常利益は148,109千円(前年同期比96.8%増)、四半期純利益は96,304千円(前年同期比84.5%増)となりました。なお、当社はAIアルゴリズム事業を主たる事業とする単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
(2) 財政状態の状況(資産の部)当第2四半期会計期間末における流動資産は859,799千円となり、前事業年度末に比べ17,376千円増加いたしました。これは主に営業活動による収入等により現金及び預金が17,791千円増加し、また、売上高の増加に伴い売掛金が15,008千円増加した一方で、未収還付法人税等の還付等によりその他流動資産が15,278千円減少したこと等によるものであります。また、当第2四半期会計期間末における固定資産は16,042千円となり、前事業年度末に比べ408千円増加いたしました。これはパソコンを購入したことにより有形固定資産が1,079千円増加した一方で、敷金及び保証金の費用化等により投資その他の資産が670千円減少したこと等によるものであります。この結果、当第2四半期会計期間末における資産合計は875,842千円となり、前事業年度末に比べ17,785千円増加しております。(負債の部)当第2四半期会計期間末における流動負債は324,800千円となり、前事業年度末に比べ67,487千円減少いたしました。これは主に外注原価の増加により買掛金が13,324千円増加した一方で、未払法人税等が支払により21,475千円減少したこと、未払金や未払消費税等の支払によりその他流動負債が53,274千円減少したこと等によるものであります。また、当第2四半期会計期間末における固定負債は21,392千円となり、前事業年度末に比べ12,690千円減少いたしました。これは1年内返済予定の長期借入金への振替により長期借入金12,690千円が減少したことによるものであります。この結果、当第2四半期会計期間末における負債合計は346,192千円となり、前事業年度末に比べ80,177千円減少いたしました。(純資産の部)当第2四半期会計期間末における純資産合計は529,649千円となり、前事業年度末に比べて97,962千円増加いたしました。これは四半期純利益の計上により、利益剰余金が96,304千円増加したこと等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高(以下「資金」という。)は588,788千円となり、前事業年度末に比べ17,791千円増加いたしました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における営業活動の結果、獲得した資金は36,143千円(前年同期は64,601千円の獲得)となりました。主な増加要因は、主としてAIソリューションサービスが好調であることを要因として税引前四半期純利益148,109千円(前年同期は75,263千円)の計上があったことによるものであります。一方、主な減少要因は、法人税等の支払額が72,704千円(前年同期は86千円の支払)あったこと、消費税等の支払により未払消費税等が12,740千円減少(前年同期は4,526千円の増加)したこと、未払金が支払いにより29,007千円減少(前年同期は9,236千円の減少)したこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における投資活動の結果、支出した資金は1,256千円(前年同期は30,534千円の収入)となりました。主な支出要因は、パソコンの購入による支出1,256千円(前年同期は724千円の支出)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における財務活動の結果、支出した資金は17,095千円(前年同期は19,397千円の支出)となりました。主な支出要因は、長期借入金の返済18,753千円(前年同期は19,397千円の支出)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第2四半期累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動該当事項はありません。
(8)経営成績に重要な影響を与える要因当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(9)資本の財源及び資金の流動性について当第2四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての重要な変更はありません。
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