【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の終息が見えず、半導体をはじめとする部材の供給不足に加え、エネルギー価格や原材料価格の高騰、円安の進行、ロシアによるウクライナ侵攻の影響が懸念され、先行き不透明な状況が続いております。このような経済環境下において、当社グループはブランド価値向上を目的に、テレビコマーシャルとWEBプラットフォームを連動させた新しいDX型販売促進並びに自社展示会TGEF2022(タカショーガーデン&エクステリアフェア2022)の開催やAR・VR・MRなどを利用したXR・メタバースといった最先端の技術を活かして、住宅事業者様やリフォーム事業者様を対象とした外構提案をサポートする「GLD-LABデザインネットワークサービス」など販売促進活動を図ってまいりました。また、海外事業においては、米国では外出自主規制の緩和によりホームセンター・ガーデンセンターにおける集客が低迷し、欧州ではエネルギー価格及び生活必需品等の物価高騰による買い控えにより、取引先の店舗における在庫過多による在庫調整が発生して売上高に大きく影響いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における業績は以下のとおりとなりました。(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間
前第3四半期連結累計期間
増減額
前年同期比(%)
売上高
15,884
15,965
△81
99.5
営業利益
619
1,399
△779
44.3
経常利益
1,138
1,476
△338
77.1
親会社株主に帰属する四半期純利益
629
1,012
△382
62.2
事業別の販売状況と業績は、次のとおりです。
(プロユース事業)連結売上高の62%を占めるプロユース事業の売上高は順調に推移しており、別注対応を可能とする国内自社工場生産と豊富なカラー展開により「ファサードエクステリア&リビングガーデン」における様々な趣味趣向に沿った庭暮らしをライフスタイルで一括提案し、WEBショールームやVRパークなどのDXによる提案と、実際に商品を体験できる全国各地にあるガーデン&エクステリアの自社ショールームでクロージングするビジネスモデルの推進を図りました。さらに、「5th ROOM」(五番目の部屋)のコンセプトに基づく基軸商品である「ホームヤードルーフ」などリビングガーデン関連商品が、テレビコマーシャルとWEBプラットフォームを連動させた新しいDX型販売促進により、取引先からのブランド指定による受注が増加しました。また、夜の庭を演出する屋外照明「ローボルトライト」関連商品の売上も伸長していることから前年同期比107.5%となりました。
(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間
前第3四半期連結累計期間
増減額
前年同期比(%)
売上高
9,859
9,174
684
107.5
一方で、当社グループのLEDサイン及びライティング/イルミネーションの事業を行う連結子会社の㈱タカショーデジテックが、当社景観建材グループとの連携により、非住宅分野(ホテル/旅館など商業施設)での取組みが進み引き続き成長しており、売上高において前年同期比124.8%となりました。
(ホームユース事業)ホームユース事業の売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響による需要減少するなか、e-コマース分野で前年同期比120%と伸張したものの、秋の需要期において例年よりも多く台風が発生するなど天候不順の影響もありガーデニング関連商品の販売が低下したことから、前年同期比98.7%となりました。(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間
前第3四半期連結累計期間
増減額
前年同期比(%)
売上高
4,673
4,733
△60
98.7
(海外事業)海外事業の売上高については、海上運賃が落ち着いてきたものの、米国では、外出自主規制の緩和により海外旅行やアウトドアへの関心が高まり一時的にホームセンター・ガーデンセンターにおける集客が低迷したことや、欧州では、エネルギー価格及び生活必需品等の物価高騰による買い控えの影響を受け、店舗の在庫過多による在庫調整から取引先との納期調整が発生し、急激な消費減少となったことから前年同期比65.3%となりました。しかし、世界中で健康(ガーデンセラピー)や文化(情緒、アート)、環境(緑や自然)の再認識といった、with&afterコロナ時代における住まい方の変化、つまり、ガーデニングのあるライフスタイルが人々に浸透・定着し、安定的な需要が期待できます。また、海外におけるプロユース事業展開として、オーストラリア市場での成功事例をアメリカ市場にも展開するなど(現在数件が進行中)、今後も引き続き海外ビジネス拡大に邁進いたします。(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間
前第3四半期連結累計期間
増減額
前年同期比(%)
売上高
1,334
2,044
△710
65.3
営業利益においては、売上高が前年と比べ微減に留まるなか、主に海外子会社の仕入原価の高騰から、安価な船会社への切り替えや取引先の物流網を活用するなどのコンテナ費用低減に努めたものの、売上総利益率が前年と比べ2.1ポイント減少したことや、展示会の開催を主とした販売促進活動の活発化による広告宣伝費や販売促進費、また、売上拡大に向けた設備投資費用、人材確保など、先行投資型の費用が増加し、販売費及び一般管理費が前年を上回ったことから前年同期比44.3%となりました。なお、営業外収支においては、円安の進行により、為替差益が前年同期に比べて増加いたしました。
今後の展開においては、プロユース事業では、リアルとネットのハイブリッド化を更に進め、AR・MRなどのDX型販売促進を推進し、ブランド力の向上と営業活動の強化を図るとともに、ランドスケープへの営業・提案力の強化を図り、販路を拡大してまいります。ホームユース事業においては、伸長しているe-コマース分野の更なる販売強化と自社工場生産による新商品の開発促進及びグローバル商品の共通販売を推進してまいります。また、海外事業においても、米国での大手ホームセンターとの新規取引の推進や欧州では今まで営業展開できていなかった地域(フランス、イタリア等)への販売強化を図るとともに、自社WEBサイト“VEGTRUG.COM”を中心にe-コマースでの売上拡大を図るため、販売アイテムの新規投入と新商品開発を推進し、庭全体で楽しめる商品構成を提案することで販売強化を図ってまいります。また、市場創造推進担当の執行役員を任命し、売上を伸ばすにおいて、既存業界へのアプローチだけではなく、未開拓の業界・分野への販路開拓を進めてまいります。
セグメントの業績は次の通りです。
①日本日本においては、テレビコマーシャルとWEBプラットフォームを連動させた新しいDX型販売促進により、得意先からのブランド指定による受注が増加したことや夜の庭を演出する屋外照明「ローボルトライト」関連商品の売上が増加したことから、売上高は13,484,615千円(前年同期比4.5%増)となりました。セグメント利益においては、販路拡大に向けた人材確保やリアル展示会の増加等、先行投資型の販促費用の増加等により704,467千円(前年同期比22.7%減)となりました。
②欧州欧州においては、ロシア・ウクライナ紛争によるエネルギー料金の高騰や生活必需品の高騰など物価高騰により買い控えが継続していることから、売上高は457,221千円(前年同期比44.5%減)となりました。セグメント損失においては、売上高が減少したことから195,344千円(前年同期は68,744千円のセグメント損失)となりました。
③中国中国においては、昨年はコロナ禍の影響で売上高が大きく伸張しました。今年は反動減の影響があったものの、売上高は1,129,528千円(前年同期比0.4%増)となりました。セグメント利益においては、原材料の高騰や海上運賃の高騰等の影響により317,450千円(前年同期比26.4%減)となりました。
④韓国韓国においては、ガーデニング用品のネット販売は順調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症の影響による商品の入荷遅延による機会損失により、売上高は141,418千円(前年同期比21.4%減)となりました。セグメント損失においては、9,086千円(前年同期は14,319千円のセグメント利益)となりました。
⑤米国米国においては、外出自主規制の緩和に伴い一時的にユーザーが旅行やアウトドアといったレジャーへの消費に動いたことから、売上高は430,763千円(前年同期比42.2%減)となりました。セグメント損失においては売上高が減少したことから209,190千円(前年同期は135,357千円のセグメント利益)となりました。
⑥その他その他においては、新型コロナウイルス感染症の影響でインド市場において売上が伸び悩むなか、オーストラリアにおいてネット販売及びガーデンセンター向け販売が順調に推移したことから売上高は240,628千円(前年同期比26.0%増)となりました。セグメント損失においては、15,880千円(前年同期は10,935千円のセグメント損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は26,082,826千円(前連結会計年度末と比べ2,416,831千円増)となりました。流動資産においては、住宅事業者様やリフォーム事業者様を対象とした外構提案をサポートする販売活動等により売上債権が増加したことや、世界的な原材料・エネルギー高騰の影響を受け、一部でガーデニング関連商品の買い控え等により需要が減少したことで棚卸資産が増加した結果、17,625,623千円(前連結会計年度末と比べ1,705,210千円増)となりました。固定資産においては、有形固定資産が増加したことから8,457,202千円(前連結会計年度末と比べ711,620千円増)となりました。流動負債においては、期初の運転資金の増加を短期借入金で賄ったことにより11,278,082千円(前連結会計年度末と比べ1,303,836千円増)となりました。固定負債においては、長期借入金の減少とその他の固定負債が増加した結果、832,868千円(前連結会計年度末と比べ205,588千円増)となりました。純資産においては、その他の包括利益累計額の増加などにより13,971,875千円(前連結会計年度末と比べ907,406千円増)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更及び新たな定めはありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況ならびに研究開発費の実績は軽微なため記載しておりません。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
