【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末より566,122千円増加し、4,893,521千円となりました。
これは主に投資有価証券が251,571千円増加し、現金及び預金が184,439千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は前連結会計年度末より2,782千円増加し、1,892,514千円となりました。
これは主にTVCM関連費用等にかかる支払により未払金が137,210千円減少、未払消費税等が53,017千円増加、預り金が37,162千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は前連結会計年度末より563,339千円増加し、3,001,006千円となりました。
これは主に利益剰余金が166,674千円減少したものの、非支配株主持分が636,740千円増加したことによるものであります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社の事業環境は、行動制限の解除により新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されたことで、在宅時間が短縮されオンラインでの取引全体の成長率が鈍化するなど、先行きの不透明な状況が続いております。
このような環境の下、当社におきましては、プロダクト機能開発に注力する一方、マスメディア等を通したユーザー層の取り込みを強く推進するべく、2023年5月より日本全国を対象としたTVCMを実施しております。また、2023年4月よりChatGPTの文章自動生成機能を利用し、出品者の「サービス内容」をより効果的に表現する「AIアシスタント機能(β)」を導入しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の流通高は10,871,254千円(前年同四半期比17.2%増)、営業収益は3,356,906千円(前年同四半期比20.4%増)、営業損失は220,914千円(前年同四半期は392,418千円の営業損失)、経常損失は262,522千円(前年同四半期は390,865千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は166,674千円(前年同四半期は382,087千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社は当第2四半期決算よりITフリーランスと企業の業務委託案件をつなぐ「ココナラエージェント」を開始しておりますが、当第3四半期決算より流通高の定義は「ココナラ」と「ココナラエージェント」合算したものへと変更いたしました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ココナラ
「ココナラ」においては、2023年5月よりTVCMを実施することで、積極的なマーケティング投資による購入者の登録数の拡大を図っております。
この結果、営業収益は2,971,344千円(前年同四半期比18.1%増)、セグメント損失は234,023千円(前年同四半期は383,182千円のセグメント損失)となりました。
② ココナラ法律相談
「ココナラ法律相談」においては、ユーザーと弁護士のマッチング精度・量ともに順調であることから有料登録弁護士数が拡大しており、これを背景として弁護士からの広告収入である固定の利用料も成長しております。
この結果、営業収益は385,561千円(前年同四半期比41.9%増)、セグメント利益は36,327千円(前年同四半期は2,504千円のセグメント損失)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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