【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末より89,549千円増加し、4,416,948千円となりました。
これは主に投資有価証券が105,715千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は前連結会計年度末より50,228千円減少し、1,839,503千円となりました。
これは主にTVCM関連費用等にかかる支払により未払金が166,606千円減少、流通高の増加により前受金が79,940千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は前連結会計年度末より139,778千円増加し、2,577,445千円となりました。
これは主に利益剰余金が107,618千円減少したものの、非支配株主持分が186,958千円増加したことによるものであります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループの事業環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かい始めたことで、在宅時間が短縮される等、オンラインでの取引全体の成長率が鈍化する事象が見られました。当社はユーザーの利便性を高めるためのプロダクト機能開発に注力しております。2022年12月には出品者が公開したスケジュールから日時指定で購入できる「予約機能」を追加し、2023年1月には出品者自身が新規顧客を獲得または既存顧客へのリピート販売を促進するための「クーポン配布機能」を導入しました。また、当社が注力するビジネス領域を拡大するため、セールスや外部とのアライアンスによるユーザー獲得強化を進めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の流通高は7,116,196千円(前年同四半期比19.3%増)、営業収益は2,195,221千円(前年同四半期比22.8%増)、営業損失は148,630千円(前年同四半期は448,122千円の営業損失)、経常損失は192,463千円(前年同四半期は447,403千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は107,618千円(前年同四半期は447,148千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ココナラ
「ココナラ」においては、当社が注力するビジネス領域を拡大するため、セールスや外部とのアライアンスによるユーザー獲得強化を進めております。
この結果、営業収益は1,947,871千円(前年同四半期比20.6%増)、セグメント損失は158,536千円(前年同四半期は432,770千円のセグメント損失)となりました。
② ココナラ法律相談
「ココナラ法律相談」においては、ユーザーと弁護士のマッチング精度・量ともに順調であることから有料登録弁護士数が拡大しており、これを背景として弁護士からの広告収入である固定の利用料も成長しております。
この結果、営業収益は247,350千円(前年同四半期比43.6%増)、セグメント利益は23,649千円(前年同四半期は12,671千円のセグメント損失)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末より10,658千円増加し、3,061,603千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、58,568千円の支出(前年同四半期は683,884千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失179,963千円の発生、TVCM関連費用等にかかる未払金166,103千円の減少、流通高の増加により前受金が79,940千円増加及び売上債権が68,599千円減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、228,005千円の支出(前年同四半期は64,686千円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出156,147千円及び差入保証金の差入による支出36,067千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、297,232千円の収入(前年同四半期は244,734千円の収入)となりました。これは主に非支配株主からの払込みによる収入265,000千円及び新株予約権の行使による株式の発行による収入25,232千円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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