【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウィルス感染症による厳しい状況がワクチン接種の拡大等により徐々に緩和されつつあるものの、ロシア・ウクライナ情勢の影響により依然として予断を許さない状況となっております。当社グループを取り巻く事業環境としましては、テレワークが浸透し、就労の多様化が徐々に進展する一方で、企業における人手不足はますます深刻な状況となっております。このような状況の下、当社グループは、中小企業を中心に営業リソース不足が深刻化している環境を、アウトソーシング拡大のビジネスチャンスとして捉え、主力サービスのセールス・プラットフォームサービスを中心とし、積極的にワーク・イノベーション事業の展開を推進してまいりました。その結果、在宅ワークが定着化した環境下におけるオンラインセールスの手法を必要とする多くの中小、中堅企業からご発注を頂くことになりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は6,630,323千円(前年同期比53.4%増)、営業利益は2,008,098千円(同36.2%増)、経常利益は2,019,007千円(同34.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,193,687千円(同21.7%増)となりました。なお、当社グループは、ワーク・イノベーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(資産)当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、8,706,019千円となり、前連結会計年度末に比べ2,186,384千円の増加となりました。当第3四半期連結会計期間末における流動資産合計は、5,797,822千円となり、前連結会計年度末に比べ1,223,893千円の増加となりました。これは主に、営業活動による収入等により現金及び預金が913,057千円増加したこと等によるものであります。当第3四半期連結会計期間末における固定資産合計は、2,908,197千円となり、前連結会計年度末に比べ962,491千円の増加となりました。これは主に、株式会社アッドラスト及び株式会社メイクブイ・ホールディングスを新規連結したこと等に伴い、のれんが667,047千円増加したこと等によるものであります。
(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、3,482,725千円となり、前連結会計年度末に比べ978,657千円の増加となりました。当第3四半期連結会計期間末における流動負債合計は、3,228,642千円となり、前連結会計年度末に比べて741,088千円の増加となりました。これは主に、未払金が89,262千円減少したものの、未払法人税等が634,556千円増加したこと等によるものであります。当第3四半期連結会計期間末における固定負債合計は、254,082千円となり、前連結会計年度末に比べ237,568千円の増加となりました。これは主に、株式会社アッドラスト及び株式会社メイクブイ・ホールディングスを新規連結したこと等に伴い、長期借入金が224,174千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、5,223,294千円となり、前連結会計年度末に比べ1,207,727千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金1,193,687千円の増加等によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当社グループは、顧客価値向上のために、既存サービスの機能拡充に取り組むほか、新サービスの開発にも取り組んだ結果、当第3四半期連結累計期間の研究開発費は57,641千円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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