【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症にかかる各種規制が段階的に解除され、感染症法上の位置づけも本年5月より季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げられる見込みとなる等、新型コロナウイルス感染症が経済活動に及ぼす影響が軽減されつつある中において、明るい兆しが見え始めてまいりました。一方で、石油や天然ガス等のエネルギー資源価格は依然として高止まりしており、安定しない為替相場の影響や世界的な半導体供給不足の継続、ロシア・ウクライナ情勢に加えて米ロ・米中関係の悪化よる経済・金融への新たな影響が懸念されており、先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループが属する情報通信サービス業界におきましては、在宅勤務・テレワークの導入及びサイバーセキュリティ対策の重要性の認識が一層広がったことによる、当社のサービスやソリューションの需要は回復傾向にあり、当社事業全般に対する社会的な必要性の高まりを引き続き見せております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、以下の施策に注力し、事業活動を行って参りました。
① 大手検索エンジン会社による広告ポリシーの変更(2022年8月期有価証券報告書「第一部 企業情報 第2事業の状況 2事業等のリスク」に記載)による集客減少(SEO対策の強化等により足元では回復しております)の影響が大きかった駆けつけサービスの成長の立て直しと、積み上げ型ストック収益事業の拡大
② 前期において利益率が低迷した法人向け事業の構造改革(高収益化)
③ コロナ禍における事業活動において、収益拡大を目指しつつも、お客様や従業員をはじめとする、全てのステークホルダーの安全・安心を最優先したオペレーションの徹底
また、2025年8月期を最終年度とする中期経営計画(連結売上高75億円、営業利益率5%)達成へ向け、スマホサポートの強化やリブランディング戦略強化にも継続して取り組んでいっております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,164百万円(前年同期比4.4%増)、営業損失は19百万円(前年同期は営業損失28百万円)、経常損失は20百万円(前年同期は経常損失31百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は14百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失19百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産は2,135百万円となり、前連結会計年度末に比べ145百万円減少しました。 流動資産については1,519百万円となり、前連結会計年度末に比べ80百万円減少しました。これは主に、売掛金が76百万円減少したことによるものであります。 固定資産については615百万円となり、前連結会計年度末に比べ64百万円減少しました。これは主に、無形固定資産が65百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は1,959百万円となり、前連結会計年度末に比べ125百万円減少しました。 流動負債については1,365百万円となり、前連結会計年度末に比べ53百万円減少しました。これは主に、短期借入金が30百万円増加し、買掛金が56百万円及び未払金が17百万円減少したことによるものであります。
固定負債については594百万円となり、前連結会計年度末に比べ71百万円減少しました。これは主に長期借入金が52百万円及び社債が20百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は175百万円となり、前連結会計年度末に比べ20百万円減少しました。これは主に、利益剰余金が14百万円減少したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、508百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は71百万円(前年同四半期は190百万円の使用)となりました。これは主に、減価償却費30百万円及びのれん償却額41百万円、売上債権の減少76百万円及び仕入債務の減少56百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は17百万円(前年同四半期は12百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出11百万円、敷金及び保証金の差入による支出17百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は42百万円(前年同四半期は49百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額30百万円及び長期借入れによる収入100百万円、長期借入金の返済による支出152百万円、社債の償還による支出20百万円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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