【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況当社は、2022年5月24日開催の第90回定時株主総会の決議により、事業年度の末日を2月末日から8月31日に変更いたしました。このため、前連結会計年度は決算期変更の経過期間となり、前第2四半期連結累計期間については、決算日が2月28日であった当社は6ヶ月間(2022年3月1日~2022年8月31日)を連結対象期間とした変則的な決算となっております。このため、前年同期比については記載しておりません。
当社の営業面においては、当社創業150年を記念しておこなった「創業150年記念感謝還元祭」や、鎌倉プリンスにて開催した「創業150年記念特別企画:山本譲二プレミアムランチ&ディナーショー」、さらには外商のお客様を対象にした「創業150周年記念大感謝祭」が、従前の催事の枠を超えた企画として多くのお客様からご好評をいただき、さらには2023年初夏(予定)の国内最大手の家電量販店であるヤマダデンキ開店に向け実施した「(入居テナント入替に伴う)藤沢店大幅改装のための改装売りつくし」セールと合わせ、今期売上高増に大きく寄与いたしました。一方、当社最大の課題であった収益構造の改善についても、その強化のために開始した金地金買取での手数料収入が堅調に推移したことや、各取引先との取引条件改定交渉を進めたこと、グループのシナジー効果を活用した健康食品通販新チャネルを開設したことなどが収益力強化に寄与、営業面での業績復活の大きな要因となりました。 経費面では、燃料価格の高騰や為替変動による水道光熱費の高騰が大きな負担としてのしかかっているものの過去より継続して行っているローコストオペレーション推進による各種経費の削減により、販売費及び一般管理費は対前年微増にとどまっています。なお、テナント入替による解体費用および固定資産の除却損において特別損失を計上しておりますが、キャッシュフロー的には店舗移設に伴う投資資金含め自己資金で賄っており、また、確実に費用を回収していける目途も立っております。 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は2,817百万円(前年同四半期は2,416百万円)、営業利益45百万円(前年同四半期は営業損失42百万円)、経常利益38百万円(前年同四半期は経常損失52百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失84百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失55百万円)となりました。
セグメントの業績については、当社グループは百貨店業の単一セグメントのため、記載しておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ228百万円増加し、1,785百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、277万円の収入(前連結会計年度は101百万円の収入)となりました。主な収入項目は、減価償却費167百万円、主な支出項目は、税金等調整前当期純損失80百万円等によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、47万円の支出(前連結会計年度は28百万円の支出)となりました。主な支出項目は、長期前払費用の取得による支出46百万円等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、1百万円の支出(前連結会計年度は1百万円の支出)となりました。主な支出項目は、リース債務の返済による支出1百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動該当事項はありません。