【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症対策に伴う行動制限の緩和等により景気回復の兆しが見られる一方で、不安定な世界情勢や急激な為替変動等の影響により先行きが不透明な状況が継続しております。
このような経済環境の中、有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、企業においても人材採用活動におけるインターネットの活用は引き続き拡大傾向にあります。
このような事業環境の下、当社ビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly」は堅調に成長を続け、当第2四半期末時点で登録企業ユーザ数は3.8万社(※)、登録個人ユーザ数は369万人(※)となりました。
また、主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図る一方で、エンゲージメントサービスの提供を進めております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の営業収益は2,396,128千円(前年同期比+10.0%)、営業利益は793,979千円(前年同期比+66.0%)、経常利益は782,698千円(前年同期比+67.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は490,044千円(前年同期比+66.9%)となりました。
なお、当社は「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
※ 国内向けサービスのユーザ数を示しております。
(2)財政状態に関する分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は3,536,907千円で、前連結会計年度末に比べて254,479千円増加しております。現金及び預金の増加344,896千円が主な要因であります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は270,465千円で、前連結会計年度末に比べて47,761千円減少しております。投資その他の資産の減少40,702千円が主な要因であります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,166,881千円で、前連結会計年度末に比べて374,214千円減少しております。未払法人税等の減少180,411千円が主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は2,640,492千円で、前連結会計年度末に比べて580,931千円増加しております。利益剰余金の増加490,044千円が主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて344,896千円増加し、3,098,301千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、256,948千円の収入(前年同期は450,218千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益785,208千円の発生、法人税等の支払額432,309千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,192千円の支出(前年同期は2,703千円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出3,900千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、92,340千円の収入(前年同期は13,246千円の収入)となりました。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入92,340千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
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