【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあり、緩やかに持ち直しの動きが見られたものの、世界的な金融引き締め等が続く中で、物価高騰や供給面での制約による影響があり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当工作機械業界におきましては、原材料費の高騰や供給制約等の下振れリスクがあるものの、依然として内需、外需ともに高水準の需要が継続する状況となりました。
このような経営環境の中におきまして、当社グループは引き続き、新型コロナウイルスの感染対策に万全を期したうえで、市場及びお客様の期待に合致した製品づくりの追求を行いながら、全社的なコスト削減の実施に取組んでまいりましたが、一部の製品売上が第2四半期以降に繰越しとなる案件もあり、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高543百万円(前年同四半期比48.1%減)、営業損失205百万円(前年同四半期は営業利益51百万円)、経常損失160百万円(前年同四半期は経常利益241百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失138百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益163百万円)となりました。
なお、当社グループの事業は、研削盤の製造及び販売を事業内容とする単一セグメントであります。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて260百万円増加し、10,052百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が750百万円減少したものの、仕掛品が510百万円、電子記録債権が288百万円、有価証券が153百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて169百万円減少し、4,766百万円となりました。これは主に、投資有価証券が156百万円、有形固定資産が24百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて280百万円増加し、1,456百万円となりました。これは主に、未払法人税等が493百万円減少したものの、短期借入金が379百万円、契約負債が244百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて2百万円減少し、289百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が13百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて188百万円減少し、13,072百万円となりました。これは主に、利益剰余金が187百万円減少したことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、33百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。