【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの影響による経済活動の制限がほぼなくなり、社会経済活動が活発化しております。しかしながら、ウクライナ情勢に起因するエネルギーを始めとした原材料価格の上昇による物価の高騰に個人所得が追い付かず、消費活動にブレーキがかかり先行き不透明な状況が続いております。
広告関連事業におきましては、イベント集客や人の移動等の各分野における行動制限が緩和され広告需要の回復は見られるものの、主要クライアントである地域の中小事業者におきましては、経営状況の回復が限定的であり、販促活動に力を割けない厳しい状況が依然として続いております。
新聞等発行事業のうち「ちいき新聞」の発行事業におきましては、2023年5月末現在で、3県45エリアで45版を発行、週間の発行部数は約200万部となりました。2023年1月より広告掲載料金の改定を行い、原材料や輸送コストの高騰を背景とした印刷代のコスト上昇への対策を講じております。しかし、依然として厳しい状況が続いているため、不採算となっていた埼玉エリアにつきましては2023年5月で発行を休止し、採算の取れるエリアで人員配置の見直しを行う等、「ちいき新聞」の発行事業の業績向上に努めております。新規媒体におきましては、2023年3月に富裕層向け情報誌「AFFLUENT(アフルエント)」、4月に子育て支援情報誌「ままここっと®」、小学生・中学生向けキャリア教育副教材「発見たんけん」を発行し、いずれも好調に推移しております。「発見たんけん」につきましては、発行エリアを拡大するとともに、小学生版ではエリアを細分化するなど収益向上の施策を実施し売上が順調に拡大しております。その他にも、求人情報紙「Happiness」は掲載企業・求職者双方の需要が高く、発行回数を順調に増やしており、当社が力を入れているヒューマンリソース事業の中心として成長しております。
折込チラシ配布事業におきましては、それぞれの地域にカスタマイズされた独自の地図情報システム(GIS)を活用することにより、広告主の顧客ターゲットが明確となり効率的かつ広告効果の最大化を図るサービスを実現しております。新聞等発行事業同様、コスト上昇への対策と収益力強化のため2023年1月より折込価格の改定を行いましたが需要に陰りはなく、順調に売上を伸ばしております。住宅展示場のイベント集客や飲食業界、学習塾をはじめとしたスクール関連の需要が回復傾向であることや、統一地方選挙の実施による短期的な需要拡大が主な要因となっております。
販売促進総合支援事業におきましては、「ちば市政だより」の配布業務受託を中心とした行政機関の刊行物制作・配布の受託が増加しており、2023年5月より「広報かしわ」の配布業務受託も開始いたしました。より多くの住民に情報を発信したいという行政機関の意向の高まりから、今後もさらなる売上の拡大を見込んでおります。
その他事業につきましては、主にWEB事業へ経営資源を投下し、成長スピードの加速を図っております。メインコンテンツであるコミュニティサイト「チイコミ!」は、コンテンツ及び掲載店舗の充実とユーザー向け機能の強化を実施いたしました。コンテンツ及び機能の強化は継続して実施し、顧客・ユーザー双方から需要の高い魅力あるコンテンツに育ててまいります。また、新規契約獲得につきましては、生産体制の整備遅延により当第3四半期では想定を下回る結果となりましたが、新規契約獲得に注力できる組織整備を行い、WEB事業の売上拡大に努めております。
なお、当社は資本政策の一環として新株予約権を発行しており、この費用として営業外費用の新株予約権発行費を24,088千円として計上しております。
以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は2,239,861千円(前年同期比103.0%)、経常損失は43,456千円(前年同期は15,245千円の経常利益)、四半期純損失は57,698千円(前年同期は14,082千円の四半期純利益)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ144,940千円減少し1,144,174千円となりました。これは、主に投資その他の資産のその他に含まれる敷金及び保証金が35,164千円増加、無形固定資産に含まれるソフトウエアが14,602千円増加、有形固定資産に含まれる工具、器具及び備品が6,389千円増加、現金及び預金が188,219千円減少、繰延税金資産が12,333千円減少したことによります。
(負債)
当第3四半期会計期間末の流動負債は、前事業年度末に比べ21,838千円減少し648,748千円となりました。これは、主に賞与引当金が18,845千円増加、未払金が10,251千円増加、1年内返済予定の長期借入金が18,316千円減少、未払法人税等が16,589千円減少、その他に含まれる未払消費税等が14,480千円減少したことによります。
当第3四半期会計期間末の固定負債は、前事業年度末に比べ83,147千円減少し359,179千円となりました。これは、主に長期借入金が81,688千円減少したことによります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ39,955千円減少し136,247千円となりました。これは、主に新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ10,077千円増加、四半期純損失57,698千円を計上したことによります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)主要な設備
当第3四半期累計期間において、主要な設備の著しい変動及び前事業年度末における計画の著しい変更はありません。
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