【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限や入国制限の解除が進むなど、経済活動の正常化が進んでいる一方で、世界的な金融引き締めに伴う景気下振れリスクの高まりと円安の進行、原料・エネルギーコストの高騰など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社グループは引き続きメーカー・小売業のタイアップ企画である消費者向け販促キャンペーンの受注強化やPOPKITの拡販など、販促製品・サービスを組み込んだ企画・提案に注力してまいりました。
ポップギャラリー製商品におきましては、オンラインショップ(WEB受注)の活用を図りましたが、中小流通小売業のインフレ懸念等による販促費削減の影響やコロナ関連商品の反動減により受注が減少し、売上高は1,274百万円(前年同四半期比11.8%減)となりました。
別注製品におきましては、物価上昇の影響や光熱費等の経費増加に伴い、食品、飲料等のメーカーや総合スーパー等が販促費を削減した影響等により受注が減少し、売上高は1,043百万円(前年同四半期比16.0%減)となりました。
役務サービス売上におきましては、POPKIT個人向けサービスの契約増や、デザイン受注の促進やデジタル技術を利用したキャンペーンを促進し、事務局運営業務の増注に努めた結果、売上高は409百万円(前年同四半期比5.8%増)となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,727百万円(前年同四半期比11.3%減)となりました。
一方、損益面では効率化やコンサルティング料の削減など一般管理費の抑制を図りましたが、食品、飲料等のメーカーや中小流通小売業等からの受注が減少したことや、物価上昇によるコストの増加等もあり、営業損失は139百万円(前年同四半期は13百万円の営業利益)、また、雇用調整助成金の収入や貸倒引当金戻入額があったものの経常損失は111百万円(前年同四半期は46百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は114百万円(前年同四半期は40百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、当社は広告等販売促進用品の企画・製作及び販売等を行う事業の単一セグメントのため、セグメント情報の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金が18百万円減少したこと、受取手形、売掛金及び契約資産が23百万円減少したこと、商品及び製品が51百万円増加したこと及び仕掛品が22百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比38百万円減少の2,420百万円となりました。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、有形固定資産が11百万円増加したこと、無形固定資産が13百万円増加したこと、投資その他の資産が7百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比32百万円増加の1,094百万円となりました。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、短期借入金が280百万円増加したこと、1年内返済予定の長期借入金が30百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比252百万円増加の1,993百万円となりました。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、長期借入金が98百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比103百万円減少の542百万円となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、利益剰余金が139百万円減少したこと、退職給付に係る調整累計額が17百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比155百万円減少の979百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ18百万円減少し、561百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動の結果使用した資金は126百万円(前年同四半期比125百万円増)となりました。これは、税金等調整前四半期純損失が111百万円となったことや、貸倒引当金の減少額19百万円、売上債権の減少額23百万円、棚卸資産の増加額31百万円、助成金の受取額10百万円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は18百万円(前年同四半期比51百万円減)となりました。これは、無形固定資産の取得による支出13百万円、投資有価証券の取得による支出20百万円、長期貸付金の回収による収入20百万円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動の結果獲得した資金は126百万円(前年同四半期は21百万円の使用)となりました。これは、短期借入金の純増加額280百万円、長期借入金の返済による支出129百万円、配当金の支払額24百万円等があったことによるものです。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、72百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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