【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績に関する説明当第2四半期累計期間におきましては、当社の主力事業である開発事業及び不動産販売事業を中心に活動いたしました。開発事業につきましては、分譲マンション及び分譲仕様の賃貸マンションの売却、不動産販売事業につきましては、都内の物件を複数売却いたしました。この結果、当第2四半期累計期間における売上高は3,845百万円(前年同期比95.4%増)、営業利益は801百万円(前年同期比546.8%増)、経常利益は813百万円(前年同期は経常損失3百万円)となり、四半期純利益は564百万円(前年同期比2,240.8%増)となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①開発事業開発事業につきましては、前期から販売している「ベルドゥムール草加金明通り」及び11月完成の「ベルドゥムール秋田千秋公園」並びに分譲マンション以上に高級感のある高級賃貸物件「ベルジューレ越谷」を収益物件として投資家に1棟売却し、売上高が2,582百万円(前年同期比465.7%増)、セグメント利益674百万円(前年同期比2,464.6%増)となりました。 ②建築事業建築事業につきましては、請負工事を主体とした売上高が257百万円(前年同期比34.4%減)、セグメント損失が20百万円(前年同期はセグメント利益12百万円)となりました。 ③不動産販売事業不動産販売事業につきましては、都内の物件を複数売却したことによる売上高が726百万円(前年同期比12.9%減)、セグメント利益が257百万円(前年同期比100.3%増)となりました。 ④その他事業その他事業につきましては、賃貸住宅の仲介・管理及び不動産の売買仲介などを中心に売上高が278百万円(前年同期比1.7%減)、セグメント利益が23百万円(前年同期比78.4%減)となりました。
(2) 財政状態に関する説明 (資 産) 当第2四半期末における総資産は18,096百万円となり、前事業年度末に比べ851百万円減少いたしました。このうち、流動資産は13,828百万円となり前事業年度末に比べ897百万円減少いたしました。主な要因は、有利子負債の返済に伴い現金及び預金(629百万円)及び棚卸資産(197百万円)などが減少したことによります。また、固定資産は前事業年度末に比べ45百万円増加いたしました。 (負 債) 当第2四半期末における負債は6,632百万円となり、前事業年度末に比べ1,206百万円減少いたしました。このうち、流動負債は2,388百万円となり前事業年度末に比べ1,581百万円減少いたしました。主な要因は、有利子負債(1,445百万円)及び契約負債(136百万円)が減少したことによります。また、固定負債は4,244百万円となり前事業年度末に比べ375百万円増加いたしました。主な要因は、長期の有利子負債(419百万円)が増加したことによります。 (純資産) 当第2四半期末における純資産は11,464百万円となり、前事業年度末に比べ354百万円増加いたしました。主な要因は、四半期純利益(564百万円)を計上したものの、剰余金の配当(211百万円)などを行ったことによります。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ629百万円減少し、6,901百万円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益(814百万円)を計上しましたが法人税等の支払(215百万円)等により686百万円の収入となり、前年同期と比べ1,365百万円の収入増加となりました。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得(64百万円)及び投資有価証券の取得(24百万円)等により76百万円の支出となり、前年同期と比べ290百万円の支出増加となりました。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払(212百万円)及び有利子負債(1,026百万円)の返済等により1,241百万円の支出となり、前年同期と比べ462百万円の支出増加となりました。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。