【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社は「女性の笑顔でいっぱいに A Sea of Smiling Women」をビジョンに掲げ、女性の一生をサポートするための情報発信を軸とする事業をメインに、全国の医療機関向けにITを介したソリューションを提供する事業を展開しており、既存コンテンツの成長、継続的な人材確保による体制の増強、領域拡大による新規顧客の獲得に注力してまいりました。
こうした取り組みの結果、当第3四半期累計期間の売上高は865,710千円(前年同四半期は比11.7%増)、売上総利益556,199千円(前年同四半期比1.6%増)、営業損失は17,697千円(前年同四半期は6,642千円の営業利益)、経常損失は10,506千円(前年同四半期は5,834千円の経常利益)四半期純損失は31,615千円(前年同四半期は2,877千円の四半期純利益)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
(メディア事業)
メディア事業は、「妊娠・出産・育児」領域の専門サイト「ベビーカレンダー」、「ムーンカレンダー」、「ウーマンカレンダー」、及び「介護カレンダー」などの運営を行い、①PV連動型広告、②タイアップ広告、③成果報酬型広告の3つの活動を軸に事業を展開しておりますが、PV数及び広告新メニューが計画通りに推移しなかったこと等により、売上高は634,390千円(前年同四半期比8.9%増)、セグメント利益は137,695千円(前年同四半期比6.1%減)となりました。
(医療法人向け事業)
医療法人向け事業は、医療機関が抱える様々な課題に対して、「ベビーパッドシリーズ」、「エコー動画館」、「かんたん診察予約システム」、「おぎゃー写真館・動画館」及び「ホームページ制作」といった、ITを介したソリューションの拡販を継続しております。今期は「エコー動画館」に特に注力し、主力サービスの「ベビーパッドシリーズ」と並ぶよう拡販を進めた結果、売上高は 231,320千円(前年同四半期比20.2%増)、セグメント利益は18,012千円(前年同期は1,473千円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて134,518千円減少し、791,281千円となりました。これは、事業譲受に対する支出及び1年内返済予定の長期借入金を返済したことにより、現金及び預金が236,454千円減少したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べて100,913千円増加し、305,023千円となりました。これは、主に事業譲受の実施による無形固定資産が増加したことによるものであります。
この結果、総資産は前事業年度末に比べて33,605千円減少し、1,096,305千円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度末に比べて63,286千円増加し、272,620千円となりました。これは、主に金融機関からの融資実行により短期借入金が増加したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べて66,359千円減少し、48,671千円となりました。これは、主に長期借入金66,934千円を1年内返済予定の長期借入金に振替えたことによるものであります。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて3,073千円減少し、321,291千円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末に比べて30,531千円減少し、775,013千円となりました。これは、主に四半期純損失31,615千円を計上したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)従業員数
当第3四半期累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
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