【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する経済活動の制限緩和等により、経済活動の正常化が進んでいるものの、資源価格の高騰及び円安進行による物価高騰が続くことが予想され、依然として先行きが不透明な状況が続いております。このような状況の下、当社グループの主力事業である商用車関連事業は、売上高については、ほぼ横這いで推移致しました。利益面につきましては、採算性の向上に取り組んだことや、需要の高い新車登録3年以内の高年式車両を中心とした販売が堅調に推移したことにより、前年を上回る結果となりました。運送関連事業につきましては、人手不足による輸送量の減少により、減収減益となりました。その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績としては、売上高1,629,954千円(前年同期比0.5%減)、営業利益72,917千円(前年同期比119.6%増)、経常利益77,237千円(前年同期比120.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益51,054千円(前年同期比170.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。
① 商用車関連事業
売上高はほぼ横這いとなりましたが、採算性の向上に取り組んだことや、需要の高い高年式車両を中心とした販売が堅調に推移したことにより、商用車関連事業の売上高は1,425,903千円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は60,726千円(前年同期比203.8%増)となりました。
② 運送関連事業
人手不足に伴う輸送量の減少により、運送関連事業の売上高は204,050千円(前年同期比4.7%減)、セグメント利益は11,425千円(前年同期比12.2%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産の状況)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は5,369,723千円となり、前連結会計年度末に比べ231,024千円の減少となりました。このうち流動資産は179,702千円減少して3,285,755千円となりました。主な要因は商品及び製品が96,755千円、現金及び預金が46,804千円、受取手形、売掛金及び契約資産が30,760千円減少したことによるものです。また固定資産は51,322千円減少して2,083,968千円となりました。主な要因は賃貸用資産が26,587千円減少したことによるものです。
(負債の状況)
負債合計は4,471,349千円となり、前連結会計年度末に比べ274,614千円の減少となりました。このうち流動負債は256,024千円減少して3,413,319千円となりました。主な要因は短期借入金が250,000千円増加し、支払手形及び買掛金が463,356千円、未払金が34,414千円減少したことによるものです。また固定負債は18,590千円減少して1,058,029千円となりました。主な要因はリース債務が10,662千円、長期借入金が8,189千円減少したことによるものです。
(純資産の状況)
純資産合計は898,374千円となり、前連結会計年度末に比べ43,590千円の増加となりました。主な要因は利益剰余金が41,459千円増加したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた経営方針・経営戦略等はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。