【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年9月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着きを見せ、経済正常化の流れが進みつつあるものの、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする地政学リスクの顕在化や世界的な原材料価格の高騰等が重なり、景況感は悪化いたしました。
このような経済状況のもと、株式会社電通グループの「2021年日本の広告費」によれば、2021年の日本の総広告費は6兆7,998億円と、前年比110.4%と大きく回復しました。その中でも当社グループが属するインターネット広告市場においては、インターネット広告媒体費が2兆1,571億円(前年比122.8%)と継続して高い成長率を保っております。
当社グループでは、主力の成果報酬型広告サービス事業において、金融、自動車買取、引越、エステ、転職求人、士業、不動産関連など既存の各ジャンルにおける広告主様への注力を継続するとともに、物販等のその他新規分野の広告主様に対して営業の強化を図り、また広告掲載媒体運営者様に対して、より一層の連携強化に努めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりになりました。
① 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は7,345,069千円となり、前連結会計年度末と比較して1,094,569千円の増加となりました。これは、売掛金が1,215,404千円、商品及び製品が129,262千円、前払費用が176,781千円、投資有価証券が69,284千円増加し、現金及び預金が513,195千円減少したことが主な要因であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債は4,366,178千円となり、前連結会計年度末と比較して808,097千円の増加となりました。これは、買掛金が707,945千円、短期借入金が62,632千円、長期借入金が31,140千円増加したことが主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産は2,978,891千円となり、前連結会計年度末と比較して286,471千円の増加となりました。これは、利益剰余金が241,774千円、その他有価証券評価差額金が33,064千円増加したことが主な要因であります。
② 経営成績
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,621,523千円(前年同四半期比141.0%)、営業利益574,378千円(同141.7%)、経常利益568,605千円(同140.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は324,860千円(同121.3%)となりました。
セグメント別の売上高は、成果報酬型広告サービス事業が909,196千円(同117.7%)、検索連動型広告代行事
業が60,088千円(同288.7%)、中古建設機械マーケットプレイス関連事業が463,840千円(同253.7%)、その他の事業が188,398千円(同108.5%)となっております。また、セグメント利益は、成果報酬型広告サービス事業が909,196千円(同117.7%)、検索連動型広告代行事業が60,088千円(同288.7%)、中古建設機械マーケットプレイス関連事業が63,746千円(同148.3%)、その他の事業が118,439千円(同114.3%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ515,484千円減少し、2,238,683千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動により使用した資金は412,898千円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益508,600千円を計上した一方、法人税等の支払額192,985千円、売上債権の増加1,207,520千円、棚卸資産の増加129,299千円、前払費用の増加175,906千円による減額、仕入債務の増加706,527千円、未払金の増加28,898千円による増額等があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動に使用した資金は110,002千円となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出72,405千円、貸付による支出10,000千円、敷金の払込による支出13,993千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動により獲得した資金は10,827千円となりました。これは主に短期借入の増加による収入48,318千円、長期借入による収入60,000千円、長期借入金の返済による支出16,836千円、配当金の支払額79,237千円等によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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