【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の営業収益は、8,870百万円(前年同期比24.9%減)となりました。銀行代理商品、ARUHI スーパー40及び新たに取扱いを開始したARUHI 住宅ローン(MG保証)等の変動金利商品の融資実行件数は増加したものの、固定金利と変動金利の金利差拡大等を背景にフラット35市場が引き続き低調であったため、融資実行業務は前年同期比34.6%減少しました。融資実行業務に連動して、ファイナンス業務は前年同期比38.7%減少となりました。一方、リカーリング収益である債権管理回収業務及び保険関連業務は、それぞれ前年同期比2.4%、9.3%増加しました。営業費用は、SBIエステートファイナンス株式会社の完全子会社化に関する費用を一部計上したものの、委託業務の見直し等による固定費の削減に努めたことにより、8,120百万円(同11.8%減)となりました。その結果、税引前利益については764百万円(同70.1%減)、当第2四半期連結累計期間利益は519百万円(同70.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は533百万円(同69.9%減)となりました。当社グループは住宅ローン事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産は138,332百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,284百万円減少しました。これは主に現金及び現金同等物が2,680百万円、営業貸付金が7,244百万円それぞれ減少したことによるものです。
当第2四半期連結会計期間末における負債は105,921百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,959百万円減少しました。これは主に預り金が3,373百万円、借入債務が7,453百万円それぞれ減少したことによるものです。
当第2四半期連結会計期間末における資本は32,411百万円となり、前連結会計年度末に比べ324百万円減少しました。これは主に四半期利益を519百万円計上した一方、配当により利益剰余金が888百万円減少したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は14,489百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,680百万円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは6,385百万円の収入(前年同期は4,892百万円の収入)となりました。これは主に、税引前利益が764百万円となり、営業貸付金の減少額8,121百万円などのキャッシュの増加要因があった一方、預り金の減少額3,373百万円などのキャッシュの減少要因があったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは389百万円の支出(前年同期は383百万円の支出)となりました。これは主に、無形資産の取得による支出384百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは8,676百万円の支出(前年同期は526百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入による収入6,500百万円、短期借入金の増加額2,000百万円などのキャッシュの増加要因があった一方で、長期借入金の返済による支出16,000百万円や配当金の支払888百万円などのキャッシュの減少要因があったことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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