文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況① 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、ワクチン接種が普及したことなどによる感染者数の減少、重症化リスクの軽減により徐々に回復傾向にあります。外出、会話を行う際のマスク着用は今もなお推奨されておりますが、経済活動への影響は軽減されてきており明るい兆しが見られつつあります。一方で2月からのロシアによるウクライナ侵攻の長期化、世界的な原材料価格の高騰などのインフレーションと金利引き上げ、急激な円安の進行など先行き不透明な状況は今後も続いていくと予想されております。 このような環境のなか、当社グループでは、新型コロナウイルス感染症に対してテレワークの推奨、WEB会議の活用、出勤が必要な場合においてもフレックス制による時差通勤などの様々な感染拡大防止策を講じながら、機動的かつ柔軟に市場の変化に対応し、企画開発やプロモーション、販売、顧客リレーション活動に取り組んでまいりました。 この結果、コスメ(その他)については、季節商品としてTikTokでの動画拡散などにより夏物商材の「クーリスト」が順調に売上を伸ばした他、マスク着用下における口臭ケア商品として各種SNS施策を通した認知度の向上により「デンティス」も引き続き好調に推移し、コスメ(その他)商品売上高は1,105,063千円(前年同期は1,041,017千円)となりました。Watchについては、コロナ禍で落ち込んでいた直営店舗の客足の回復、店舗でのイベント開催、新商品の販売が好調に推移したことやアウトドアスポーツ店舗での展開拡大などにより、Watch商品売上高は210,652千円(前年同期は193,186千円)となりました。加工食品については、新商品の激辛サバ缶「辛つま屋」の販売がスタートしたことにより、加工食品売上高は20,545千円(前年同期は19,336千円)となりました。その他については、仕入商品の取扱いの拡充が売上増加に大きく貢献し、その他商品売上高は548,480千円(前年同期は170,773千円)となりました。また、2022年4月1日にファミリー・サービス・エイコー株式会社を連結の範囲に含めたことにより、浄水器・医療機器商品売上高は388,491千円、生活雑貨・オーラルケア商品売上高は578,944千円とそれぞれ純増となりました。一方、コスメ(ピーリングフットケア)については、国内では前年2月に有名ユーチューバーの動画にて取り上げられたことによる特需の反動減や、海外においては富裕層向けのマーケットでは順調に売上を伸ばしているものの、米国のコロナ禍における輸送混乱問題に備えた前年の米国総代理店による在庫確保に伴う売上増の反動減が影響したことや、急激なインフレにより北米の消費活動が鈍化し、金利上昇に伴い在庫圧縮を図る小売店の仕入抑制傾向が顕著となり、大手小売チェーン企業からの受注が減少したことなどが要因となり、コスメ(ピーリングフットケア)商品売上高は860,954千円(前年同期は1,168,303千円)となりました。トイレタリーについては、「Q(吸)とくん」においてECによる販売強化を行っていることに加え、海外で一部取扱店舗への販路拡大により売上好調、「カビダッシュ」においてAmazon等のECでは販売施策の実施により売上好調になる一方で、ホームセンター流通でお掃除需要売り場獲得時期が第4四半期へ後ろ倒しとなったこと、また「カビトルネード」において一部商品のパッケージリニューアルによる旧商品の返品が想定を超えたことなどにより、トイレタリー商品売上高は593,266千円(前年同期は740,085千円)となりました。健康美容雑貨については、一部通販会社向け商材の販売が伸び悩んだことが要因で、健康美容雑貨商品売上高は5,834千円(前年同期は10,152千円)となりました。機能衣料については、冷感ウェア類においてスポーツチーム向け販路で大型受注があり好調となったものの、工場勤務者向けのBtoB販路では追加注文が想定よりも伸び悩み売上が鈍化し、機能衣料商品売上高は313,785千円(前年同期は378,905千円)となりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,507,642千円(前年同期は3,721,760千円)と増収となりましたが、2022年4月のファミリー・サービス・エイコー株式会社のM&A関連費用が発生し、営業利益は21,037千円(前年同期は169,844千円)、経常利益は38,050千円(前年同期は178,655千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,064千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益105,818千円)と減益となりました。なお、当社グループは「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2022年12月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。この結果、前第3四半期連結累計期間と収益の会計処理が異なることから、経営成績に関する説明において前年同期比(%)を記載しておりません。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」をご参照ください。
ジャンル別の売上高の状況は、次のとおりであります。(単位:千円)
ジャンル
2021年12月期第3四半期
2022年12月期第3四半期
コスメ(ピーリングフットケア)
1,168,303
860,954
コスメ(その他)
1,041,017
1,105,063
トイレタリー
740,085
593,266
機能衣料
378,905
313,785
Watch
193,186
210,652
健康美容雑貨
10,152
5,834
加工食品
19,336
20,545
浄水器・医療機器
–
388,491
生活雑貨・オーラルケア
–
578,944
その他
170,773
548,480
収益認識に関する会計基準影響額
–
△ 118,375
合計
3,721,760
4,507,642
(注)収益認識に関する会計基準影響額に関しましては、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用していることによる売上高への影響金額を記載しております。
② 財政状態の分析(資産)当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2,496,398千円増加し、5,441,212千円となりました。これは主として、ファミリー・サービス・エイコー株式会社を新規に連結したことによる資産増加などによるものです。
(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ2,316,567千円増加し、3,936,171千円となりました。これは主として、ファミリー・サービス・エイコー株式会社のM&Aに伴う新規借入により短期借入金が800,000千円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が1,091,323千円増加したことによるものです。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ179,830千円増加し、1,505,041千円となりました。これは主として、配当金の支払等により利益剰余金が64,854千円減少した一方で、非支配株主持分が237,757千円増加したことなどによるものです。
(2)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。.(4)研究開発活動当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、17,993千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況① 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、ワクチン接種が普及したことなどによる感染者数の減少、重症化リスクの軽減により徐々に回復傾向にあります。外出、会話を行う際のマスク着用は今もなお推奨されておりますが、経済活動への影響は軽減されてきており明るい兆しが見られつつあります。一方で2月からのロシアによるウクライナ侵攻の長期化、世界的な原材料価格の高騰などのインフレーションと金利引き上げ、急激な円安の進行など先行き不透明な状況は今後も続いていくと予想されております。 このような環境のなか、当社グループでは、新型コロナウイルス感染症に対してテレワークの推奨、WEB会議の活用、出勤が必要な場合においてもフレックス制による時差通勤などの様々な感染拡大防止策を講じながら、機動的かつ柔軟に市場の変化に対応し、企画開発やプロモーション、販売、顧客リレーション活動に取り組んでまいりました。 この結果、コスメ(その他)については、季節商品としてTikTokでの動画拡散などにより夏物商材の「クーリスト」が順調に売上を伸ばした他、マスク着用下における口臭ケア商品として各種SNS施策を通した認知度の向上により「デンティス」も引き続き好調に推移し、コスメ(その他)商品売上高は1,105,063千円(前年同期は1,041,017千円)となりました。Watchについては、コロナ禍で落ち込んでいた直営店舗の客足の回復、店舗でのイベント開催、新商品の販売が好調に推移したことやアウトドアスポーツ店舗での展開拡大などにより、Watch商品売上高は210,652千円(前年同期は193,186千円)となりました。加工食品については、新商品の激辛サバ缶「辛つま屋」の販売がスタートしたことにより、加工食品売上高は20,545千円(前年同期は19,336千円)となりました。その他については、仕入商品の取扱いの拡充が売上増加に大きく貢献し、その他商品売上高は548,480千円(前年同期は170,773千円)となりました。また、2022年4月1日にファミリー・サービス・エイコー株式会社を連結の範囲に含めたことにより、浄水器・医療機器商品売上高は388,491千円、生活雑貨・オーラルケア商品売上高は578,944千円とそれぞれ純増となりました。一方、コスメ(ピーリングフットケア)については、国内では前年2月に有名ユーチューバーの動画にて取り上げられたことによる特需の反動減や、海外においては富裕層向けのマーケットでは順調に売上を伸ばしているものの、米国のコロナ禍における輸送混乱問題に備えた前年の米国総代理店による在庫確保に伴う売上増の反動減が影響したことや、急激なインフレにより北米の消費活動が鈍化し、金利上昇に伴い在庫圧縮を図る小売店の仕入抑制傾向が顕著となり、大手小売チェーン企業からの受注が減少したことなどが要因となり、コスメ(ピーリングフットケア)商品売上高は860,954千円(前年同期は1,168,303千円)となりました。トイレタリーについては、「Q(吸)とくん」においてECによる販売強化を行っていることに加え、海外で一部取扱店舗への販路拡大により売上好調、「カビダッシュ」においてAmazon等のECでは販売施策の実施により売上好調になる一方で、ホームセンター流通でお掃除需要売り場獲得時期が第4四半期へ後ろ倒しとなったこと、また「カビトルネード」において一部商品のパッケージリニューアルによる旧商品の返品が想定を超えたことなどにより、トイレタリー商品売上高は593,266千円(前年同期は740,085千円)となりました。健康美容雑貨については、一部通販会社向け商材の販売が伸び悩んだことが要因で、健康美容雑貨商品売上高は5,834千円(前年同期は10,152千円)となりました。機能衣料については、冷感ウェア類においてスポーツチーム向け販路で大型受注があり好調となったものの、工場勤務者向けのBtoB販路では追加注文が想定よりも伸び悩み売上が鈍化し、機能衣料商品売上高は313,785千円(前年同期は378,905千円)となりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,507,642千円(前年同期は3,721,760千円)と増収となりましたが、2022年4月のファミリー・サービス・エイコー株式会社のM&A関連費用が発生し、営業利益は21,037千円(前年同期は169,844千円)、経常利益は38,050千円(前年同期は178,655千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,064千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益105,818千円)と減益となりました。なお、当社グループは「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2022年12月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。この結果、前第3四半期連結累計期間と収益の会計処理が異なることから、経営成績に関する説明において前年同期比(%)を記載しておりません。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」をご参照ください。
ジャンル別の売上高の状況は、次のとおりであります。(単位:千円)
ジャンル
2021年12月期第3四半期
2022年12月期第3四半期
コスメ(ピーリングフットケア)
1,168,303
860,954
コスメ(その他)
1,041,017
1,105,063
トイレタリー
740,085
593,266
機能衣料
378,905
313,785
Watch
193,186
210,652
健康美容雑貨
10,152
5,834
加工食品
19,336
20,545
浄水器・医療機器
–
388,491
生活雑貨・オーラルケア
–
578,944
その他
170,773
548,480
収益認識に関する会計基準影響額
–
△ 118,375
合計
3,721,760
4,507,642
(注)収益認識に関する会計基準影響額に関しましては、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用していることによる売上高への影響金額を記載しております。
② 財政状態の分析(資産)当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2,496,398千円増加し、5,441,212千円となりました。これは主として、ファミリー・サービス・エイコー株式会社を新規に連結したことによる資産増加などによるものです。
(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ2,316,567千円増加し、3,936,171千円となりました。これは主として、ファミリー・サービス・エイコー株式会社のM&Aに伴う新規借入により短期借入金が800,000千円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が1,091,323千円増加したことによるものです。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ179,830千円増加し、1,505,041千円となりました。これは主として、配当金の支払等により利益剰余金が64,854千円減少した一方で、非支配株主持分が237,757千円増加したことなどによるものです。
(2)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。.(4)研究開発活動当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、17,993千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。