【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)における経営環境は、新型コロナウイルス感染症(以下「COVID-19」といいます。)の感染状況は緩やかに改善し消費活動が徐々に正常化に向かう一方、急激な円安の進行、ロシア・ウクライナ情勢を背景としたグローバルサプライチェーンの混乱や世界的なインフレ懸念の広がりなど、景気の先行きは不透明感を増しております。インターネットを取り巻く環境は、Eコマース市場や各種インターネット関連サービス市場等が成長を続けております。また、IoT、AIに代表されるデジタル技術は進化し続けており、様々な場面においてデジタル化が進んでおります。ゴルフ市場においては、COVID-19の影響下に求められる新しい生活様式に適応したプレースタイルが浸透する等ゴルファーの需要スタイルは日々変化しております。このような環境下、当社グループはゴルフ専門のITサービス企業として、圧倒的な情報量とゴルフに特化したサービス力を強みに、ゴルファーにより快適で楽しいゴルフライフを提供してまいりました。また、2021年2月に公表した中期経営計画「LEAD THE WAY」の基本方針に基づき、ゴルフの新しい需要に応えること及び新しい需要の創出を目的として、2022年8月31日付にて連結子会社であるGOLFTEC Enterprises LLC(以下、「米国GOLFTEC」と言います。)においてSkyTrak事業を取得いたしました。詳細につきましては2022年8月10日に公表しました「連結子会社における事業譲受および資金の借入れに関するお知らせ」をご参照ください。これらの結果、当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)の業績は売上高33,205百万円(前年同期比13.8%増)となりました。また、SkyTrak事業取得の諸費用や米国GOLFTECの持分追加取得に係る先行費用等により営業利益921百万円(前年同期比23.5%減)、為替差益の計上等により経常利益1,026百万円(前年同期比15.9%減)となりました。また、米国子会社の債務免除益等特別利益として844百万円(前年同期は20百万円)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益1,446百万円(前年同期比82.8%増)となりました。
主要セグメント別の業績は次の通りであります。
「国内」セグメント 当第3四半期連結累計期間における「国内」セグメントの業績は、第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識会計基準」を適用したことにより売上高19,943百万円(前年同期比2.9%減)となりました。また、セグメント利益は1,248百万円(前年同期比1.8%増)となりました。
「海外」セグメント 当第3四半期連結累計期間における「海外」セグメントの業績は、強いゴルフ需要をしっかり捉え前年から積極的に直営店舗を増加させていること等が奏功し売上高13,262百万円(前年同期比53.4%増)となりました。また、主にSkyTrak事業取得の諸費用や米国GOLFTECの持分追加取得に係る先行費用等によりセグメント損失は326百万円(前年同期はセグメント損失21百万円)となりました。
(2)財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ14,739百万円増加し、36,591百万円となりました。負債は、前連結会計年度末に比べ12,989百万円増加の27,429百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末に比べて1,750百万円増加し、9,162百万円となりました。
主要な勘定残高は、商品が2,485百万円、のれんが9,671百万円、契約負債(前連結会計年度は「ポイント引当金」、「前受金」)が1,560百万円、長期借入金が8,126百万円増加しました。利益剰余金は1,264百万円の増加となりました。
(3)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間末において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
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