【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日から2022年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策と社会経済活動の両立が進む中で、消費活動を中心に持ち直しの動きがみられました。一方で、ウクライナ情勢の長期化に関連するエネルギーの供給制約や世界的な物価高騰に加えて、米国の利上げや円安の急伸等により、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは、不動産事業者向けサービスである「新生活ラクっとNAVI」及び法人企業等向けサービスである「ワンコイン転貸」の新規顧客獲得、並びに個人向けサービスである「ヘヤワリ」の拡販に注力しました。引越事業者向けサービスである「HAKOPLA(ハコプラ)」においては、全国の引越会社100社で構成される「引越業界の未来をつくる会」のパートナー企業として、引越業界における人材不足や離職率・利益率改善に関わる課題解決に注力しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、不動産事業者向け及び法人企業向け並びに引越事業者向けの3つのサービスが堅調に推移した結果、売上高は2,059,825千円(前年同期比7.6%増)となりました。一方、利益面につきましては、将来の事業成長のための先行投資(主としては人件費及び販売促進費)を積極的に行ったことにより、営業利益は215,434千円(前年同期比53.4%減)、経常利益は215,515千円(前年同期比51.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は144,955千円(前年同期比51.6%減)となりました。
なお、当社グループは、移転者サポート事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,707,059千円となり、前連結会計年度末に比べ171,093千円増加しました。これは主に「転勤ラクっとNAVI」における引越しの取り扱いの増加により売掛金が127,129千円、前渡金が196,961千円増加、現金及び預金が190,482千円減少したこと等によるものであります。当第3四半期連結会計期間末における固定資産は822,871千円となり、前連結会計年度末に比べ306,972千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い敷金及び保証金が143,848千円増加したこと、及び投資有価証券の取得等により投資その他の資産「その他」が142,974千円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は3,529,931千円となり、前連結会計年度末に比べ478,065千円増加しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,037,429千円となり、前連結会計年度末に比べ157,658千円増加しました。これは主に「転勤ラクっとNAVI」における引越しの取り扱いの増加により買掛金が29,148千円、前受金が179,136千円増加し、未払法人税等が52,130千円減少したこと等によるものであります。また、当第3四半期連結会計期間末における固定負債は506,289千円となり、前連結会計年度末に比べ170,060千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い預り敷金及び保証金が53,768千円、及び長期前受収益の増加により固定負債「その他」が116,291千円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は1,543,719千円となり、前連結会計年度末に比べ327,719千円増加しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,986,212千円となり、前連結会計年度末に比べ150,346千円増加しました。これは、利益剰余金が142,881千円増加したこと等によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
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